弦楽四重奏曲第14番 死と乙女

シューベルト(Franz Peter Schubert/1797–1828)

『弦楽四重奏曲第14番』(D810)は、シューベルトの健康が衰え始めた1824年頃に作曲され、1826年に私宅で初演された。

歌曲『死と乙女』を引用した第2楽章から、この第14番自体も『死と乙女』の通称で呼ばれる。

初版はシューベルトの死後3年が経過した1831年。1833年に公の場で初演された。作品番号がない、いわゆる「遺作」である。短調で書かれた4つの楽章からなる。

ベートーヴェンの影響を受けたソナタ形式の第1楽章から始まり、シューベルト自身の歌曲『死と乙女』(D531)のピアノ伴奏部分を主題として引用したト短調による変奏曲とコーダが続く。

第3楽章はニ短調によるスケルツォ。中間部はニ長調。そしてロンド・ソナタ形式の第4楽章でタランテラ風のフィナーレが展開される。

【試聴】Schubert - String Quartet No. 14 in D Minor

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