ロザムンデ 弦楽四重奏曲第13番

シューベルト(Franz Peter Schubert/1797–1828)

『ロザムンデ』の通称で知られるシューベルト『弦楽四重奏曲第13番』は、1824年に作曲され、シューベルト存命中に出版された唯一の弦楽四重奏曲(作品29-1/D804)。

第2楽章の変奏曲の主題が、劇付随音楽『キプロスの女王ロザムンデ Rosamunde, Prinzessin von Zypern』第3幕間奏曲から転用されていることから『ロザムンデ』の名がついた。

この劇付随音楽は、ベルリン出身の女流作家ヘルミーネ・フォン・シェジーが書いた同名の戯曲のために作曲されたものだが、その脚本と演出への評価は芳しくなく舞台は失敗に終わった。

今日まで台本は散逸してしまい、シューベルトの音楽作品だけが残された状態となっている。音楽への評価は良かったようだ。

なお、『弦楽四重奏曲第13番』に転用された『ロザムンデ』第3幕間奏曲のメロディは、シューベルトによる最晩年のピアノ独奏曲『4つの即興曲』(作品142、D935)第3曲(第3番)にも用いられている。

【試聴】Schubert - String Quartet No. 13

【試聴】シューベルト即興曲集 第3番 変ロ長調 D935 Op.142

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