シューベルトの有名な曲・代表曲 解説と動画
フランツ・シューベルト(Franz Peter Schubert/1797–1828)
数多くのドイツ歌曲を残した19世紀ロマン派音楽の作曲家フランツ・ペーター・シューベルト(Franz Peter Schubert/1797-1828)による有名なクラシック音楽の名曲・ドイツ歌曲の解説、歌詞の意味・和訳とYouTube動画まとめ。
その他の有名なクラシック音楽家の作品については、こちらのページ「有名なクラシック音楽の名曲・代表曲」で作曲家・ジャンル別まとめている。
歌曲
- 魔王
- 熱を出した息子を医者に連れて行くため、息子を腕に抱いて夜の闇を馬で駆け抜ける父親。息子は高熱にうなされ、幻聴に襲われる。
- アヴェマリア
- 『グノー/バッハのアヴェマリア』、『カッチーニのアヴェマリア』と並んで3大アヴェマリアと称される。
- セレナード(セレナーデ)
- シューベルト歌曲集『白鳥の歌 Schwanengesang』(D957)第4曲。シューベルト歌曲の中で最も有名なものの一つ。恋人に対する切々たる思いを、マンドリンを模した伴奏の上に歌いあげる。
- 死と乙女(歌曲)
- 乙女にもたらされる永遠の安息 腕の中で安らかに眠れ
- 野ばら
- 歌詞は、ドイツの詩人ゲーテによる1770年頃の作品。シューベルトやヴェルナー(ウェルナー)を始めとして150以上のメロディーが付けられたという。
- 菩提樹
- 歌曲集「冬の旅」の第5曲。1823年に作曲された『美しき水車小屋の娘』と同じく、ドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーの詩集によるもの。
- 歌曲集「冬の旅」
- シューベルト晩年に完成された絶望と悲しみの歌曲集
- 糸を紡ぐグレートヒェン
- 愛しいファウストに会えず嘆き悲しむグレートヒェン。ゲーテ「ファウスト」より。
- ます(Die Forelle)
- 澄んだ小川で元気に泳ぐ 魚の群れを見ていたら 一人の釣り人やって来て・・・
- 水の上で歌う
- 波の上できらめく光 白鳥のように小舟は揺れ行く
- 楽に寄す(音楽に寄せて)
- 1817年作曲の歌曲(D.550)。1827年出版。音楽の素晴らしさを讃え、感謝の意を表す内容。
- シューベルトの子守歌(子守唄)
- シューベルトが15歳の時に亡くした母親(マリア・エリザベート・フィーツ)への思いが切ないほどに込められている名曲。
室内楽曲
- 弦楽四重奏曲第13番 ロザムンデ
- 劇付随音楽「キプロスの女王ロザムンデ」から転用された第2楽章
- 弦楽四重奏曲第14番 死と乙女
- 自身の歌曲『死と乙女』を引用したシューベルトの遺作
ピアノ曲
- 軍隊行進曲
- ファミコン用ゲームソフト『チャレンジャー(Challenger)』の1面の列車ステージBGMとしても有名(1985年10月ハドソン)。
- 楽興の時
- NHKラジオ放送「音楽の泉」のテーマ曲としてもおなじみ。
- 4つの即興曲 D899 作品90
- シューベルトが晩年の1827年頃に作曲したピアノ独奏曲
- ピアノソナタ第21番 変ロ長調
- シューベルト生涯最後のピアノソナタ。鉄腕アトムの主題歌も登場?
交響曲
- 未完成交響曲
- 第3楽章のスケッチまで残された未完の交響曲
- 交響曲「ザ・グレート(グレイト)」
- シューベルトの生前は演奏されなかった交響曲大ハ長調
教会音楽
- サンクトゥス ドイツミサ曲より
- ドイツ語で書かれたミサ曲・賛美歌
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