仮装大賞テーマ曲　似てる曲・元ネタ

マイケルジャクソン主演ミュージカル映画サントラと似てる？

「欽ちゃんの仮装大賞」は、1979年から続く視聴者参加型の仮装コンテスト番組。2002年以降は萩本欽一・香取慎吾の共同司会で進行されている。

オープニングでは、『聖母(マドンナ)たちのララバイ』を手がけた木森敏之の作曲によるテーマ曲が流れ、手拍子とともに審査員の紹介が行われるのが恒例。

全日本仮装大賞

画像：全日本仮装大賞（出典：日本テレビWebサイト）

仮装大賞オープニングテーマ曲については、とある洋楽に曲調が似ているとの指摘をネットで見かけることがある。

その似ている洋楽とは一体どのような楽曲なのだろうか？仮装大賞テーマ曲にどれくらい似ているのだろうか？その詳細について簡単にまとめてみた。

仮装大賞テーマ曲に似ていると指摘されるのは、1978年公開のミュージカル映画「ウィズ（The Wiz）」サントラの一曲。

『オズの魔法使い』がベースとなっており、ドロシー役はダイアナ・ロス、カカシ役はマイケル・ジャクソンが演じている。『スリラー』リリース4年前の作品。

映画「ウィズ」サントラの一曲『Ease On Down the Road』（イーズ・オン・ダウン・ザ・ロード）が、仮装大賞テーマ曲に似ているとされる楽曲。歌詞は「自分の選んだ道を進もう」といった前向きな内容。さっそくYouTubeで聴いてみよう。

イントロの時点で思わずニヤっとしてしまうレベル。この曲を聞いたほとんどの日本人は、すぐに仮装大賞テーマ曲を思い浮かべることだろう。これを偶然の一致と弁解するのはかなり無理がありそうだ。

映画「ウィズ」がアメリカで公開されたのは1978年10月、日本での公開は1979年10月。仮装大賞のレギュラー放送が始まったのは1980年5月なので、時系列的に仮装大賞テーマ曲の方が後となる。

仮装大賞テーマを作曲した木森敏之氏は、代表作『聖母(マドンナ)たちのララバイ』でも、アメリカ映画のサントラからメロディを引用してしまった経歴があり、映画「ウィズ」も同様に元ネタとして影響を受けてしまった可能性が高そうだ。