インド民謡「雨期礼賛の歌」Hila mil pani a
ヒラミルパニアと『じんじろげ』
ヒラミヤ バミヤ チョイナダ ディーヤ♪
1961年に森山 加代子の歌でヒットした昭和の流行歌『じんじろげ』。歌詞では「ヒラミヤ バミヤ チョイナダ ディーヤ」、「ヒッカリ コマタキ ワーイワイ」など、魔法の呪文のような意味不明なカタカナ言葉が多用されている。
ネットで調べてみると、どうやらこの「ヒラミヤ バミヤ チョイナダ ディーヤ」の歌詞については、しっかりとした原曲が存在しているらしい。
それ以外の歌詞の意味や由来については、こちらの「じんじろげ 歌詞の意味・由来」で解説している。
【YouTube】森山愛子 じんじろげ
ヒラミルパニア 歌詞と日本語訳
それはインド民謡「雨期礼賛の歌 Hila mil pani a」(ヒラミルパニア)という伝承歌が元ネタだという。次のとおり引用する。
Hila mil pani a jori nana diya
Hila mil pani a jori nana diya
Angla nache Bangla nache
Nache boutel cana
Upel sito men pu kali lauba balti cana
雨が降ってきた 忽ち川と流れる
雨が降ってきた 忽ち川と流れる
イギリス人も踊る ベンガル人も踊る
踊れよ!瓶には酒が
机上の黒い長い皿には ご馳走が
話によれば、日本ボーイスカウトの創始者・久留島秀三郎が京都大学の学生時代に酒屋で聞いた歌が元になっているという。歌っていたのは、ちょうどその酒屋に来ていた二人のインド人。酔っぱらった勢いで、母国インドの民謡「雨期礼賛の歌 Hila mil pani a」(ヒラミルパニア)を歌い出したそうだ。
『じんじろげ』の原曲とされるこの曲が本当に存在するのか詳細は一切不明。インド民謡関連の情報はネットでも手に入りにくい。今後また新たな情報が入手できたら、このページで紹介していく予定だ。
【追記:2018/1/7】
YouTubeでよく似たインド童謡を発見。こちらのページ「チャンダ・ママ Chanda Mama Door Ke インド童謡」で解説しているので、ご興味のある方は是非ともお立ち寄りいただきたい。
意味不明な歌詞の歌あれこれ
- サラスポンダ
- サーラスポンダ サーラスポンダ サーラスポンダ レッセッセ♪
- アチャパチャノチャ
- アチャパチャノーチャ アチャパチャノーチャ エーベサデベサ ドラマサデ♪
- チェッチェッコリ(チェチェコリ)
- 二酸化マンガン 酸化マンガン?
- クイカイマニマニ(クィクワイマニマニ)
- クイカイ マニマニマニマニ ダスキー クイカイコー クイカイカム♪
- マイム・マイム
- 水だ!水だ! 歓喜に叫ぶユダヤの民
- イエヴァン・ポルッカ(Ievan Polkka)
- フィンランドのポピュラーソング。ネギ回しのアニメで世界的に有名に。