アチャ パチャ ノチャ(ノーチャ)
原曲は18世紀スウェーデン歌謡? ノアの方舟との関係は?
『アチャ パチャ ノチャ(ノーチャ)』は、意味不明な歌詞がユニークな日本の童謡・遊び歌・レクリエーションソング。類似の曲が世界各国で歌われている。
意味のある日本語の歌詞もつけられており、「オールを漕げ、オールを漕げ、目指す島はもうすぐだ」や「でっかい魚が食いついた」など、体を動かしながら歌う遊び歌・レクソングとしても愛唱される。
ルーツ・原曲については諸説あり、北欧のラップランド民謡、ノルウェー民謡など、主に北極圏に近い北欧周辺の諸国が挙げられることが多いが、それらを裏付ける資料は見つかっていないようだ。
ただ、メロディに関しては18世紀後半にスウェーデンで出版された歌謡・酒飲み歌が記録に残っており、これが『アチャ パチャ ノチャ』のルーツの一つではないかと考えられる。
【YouTube】アチャ パチャ ノチャ
歌詞(カタカナ)
アチャパチャノーチャ
アチャパチャノーチャ
エーベサデベサ
ドラマサデ
セタベラゲーチャ
パァチャ
セタベラゲーチャ
パァチャ
アチャパチャノーチャ
アチャパチャノーチャ
エーベサデベサ
ドラマサデ
メロディのルーツは18世紀スウェーデン歌謡?
『アチャ パチャ ノチャ』とほぼ同じメロディの曲としては、18世紀後半にスウェーデンで活躍した音楽家・詩人カール・ミカエル・ベルマンの代表曲『Gubben Noak (Noach) 』(グッベン・ノーア)が挙げられる。
同曲はノアの方舟を題材とした酒飲み歌で、スウェーデンやノルウェーを含む18世紀後半のスカンジナビア半島全域で大流行したとされ、現代の『アチャ パチャ ノチャ』のメロディのルーツとなっている可能性が高い。
ちなみにスウェーデンでは、同曲のメロディを用いた童謡『むっくりくまさん Bjørnen sover』も広く親しまれている。
世界各国のアチャ パチャ ノチャ
世界各国で歌われている『アチャ パチャ ノチャ』には、大きく分けて「アテカテ系」と「オキトキ系」の2系統が存在する(他にもある)。
まず「アテカテ系」は、ヨーロッパで広まっている『Atte Katte Nuwa (Noa) アテカテヌーヴァ(ノア)』。『アチャ パチャ ノチャ』から見ると直系のルーツにあたる。
もう一つの「オキトキ系」は、アメリカ・カナダで広まっている『Okki Tokki Unga
オキトキウンガ(アンガ)』。主に北米のボーイスカウトやガールスカウトを通じて広まったと思われる。
意味不明な歌詞の歌あれこれ
- サラスポンダ
- サーラスポンダ サーラスポンダ サーラスポンダ レッセッセ♪
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