かやの木山の 北原白秋
かやの実 かやの実 それ爆ぜた 静かな日本の里の秋
『かやの木山の(きやまの)』は、作詞:北原白秋、作曲:山田耕筰により1922年(大正11年)に発表された日本の歌曲。
歌詞では、秋の田舎の山の家で、囲炉裏端を囲んで静かにかやの実を炒るお婆さんの姿が目に浮かぶような、静かな日本の里の秋が描写されている。
写真:かやの木とかやの実(出典:庄内の恵み屋)
秋になると紫褐色に熟するかやの実は、あく抜きして囲炉裏で炒って食用になるほか、実から採れる油は灯火用にも使われる。
写真:かやの実(出典:静岡県島田市交流センターささまWebサイト)
【YouTube】かやの木山の 鮫島有美子
歌詞
かやの木山(きやま)の
かやの実は
いつかこぼれて
ひろわれて
山家(やまが)のお婆(ば)さは
いろり端(ばた)
粗朶(そだ)たき 柴たき
燈(あかり)つけ
かやの実 かやの実
それ 爆(は)ぜた
今夜も雨だろ
もう寝よよ
お猿が啼(な)くだで
早よお眠(ね)よ
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