ハバナギラ Hava Nagila
結婚式でも演奏されるイスラエル民族舞踏・フォークダンス舞曲
『ハバナギラ(ハヴァナギラ)Hava Nagila』は、ウクライナとルーマニアにまたがるブコビナ地方の民謡を元にしたイスラエル舞曲。
歌詞はヘブライ語で記述され、ユダヤ教徒の結婚式や成人式などで演奏されるほか、ルーマニア系の民族舞踏・フォークダンス舞曲として用いられる。
写真はフォークダンスとして『Hava Nagila』を踊る人々(YouTube動画より)。イスラエルのフォークダンス曲としてはイスラエル民謡 『マイム・マイム』が日本でも有名。
なお、曲名のヘブライ語「Hava Nagila」の意味は、日本語で「喜ぼう、喜べ」の意。いくつか歌詞はあるようだが、「喜ぼう、歌って幸せになろう、幸せと共に目覚めよう」といった喜びと幸せの享受を訴えかける内容となっている。
歌詞の意味・和訳
Hava nagila
Hava nagila
Hava nagila ve-nismeḥa
喜ぼう
喜び 幸せになろう
Hava neranenah
Hava neranenah
Hava neranenah ve-nismeḥa
歌おう
歌い 幸せになろう
Uru, uru aḥim!
Uru aḥim be-lev sameaḥ
目覚めよ兄弟
幸せな心と共に
【YouTube】ボブ・ディラン BOB DYLAN - Hava Nagila
【YouTube】オーケストラ版 ハバナギラ Hava Nagila
【YouTube】民族舞踏・フォークダンスとしてのハバナギラ Hava Nagila
【YouTube】ダンス・パフォーマンス ハバナギラ Hava Nagila
世界的アーティストもカバー
世界的大ヒット曲『バナナ・ボート』や『さらばジャマイカ』などで知られるハリー・ベラフォンテ(Harry Belafonte)もこの『ハバ ナギラ(ハヴァ ナギラ)』をカバーしており、1959年リリースのアルバム「Belafonte at Carnegie Hall(カーネギーホールでのライブ音源)」に同曲が収録されている。
その他、ボブ・ディラン(Bob Dylan)、ディック・デイル(Dick Dale)、ディープ・パープルのキーボード、ジョン・ロード(Jon Lord)など、世界的に有名なアーティスト達が『ハバナギラ(ハヴァナギラ)』をカバーしている。
フィギュアスケートのプログラムにも
ロシアのフィギュアスケート選手(男子シングル)エフゲニー・プルシェンコ(Evgeni Viktorovich Plushenko/1982-)は、1998-1999シーズンのショートプログラム(SP)曲として、このイスラエル舞曲『Hava Nagila』を用いている。
プルシェンコ選手以外にも、フィギュアスケートのアイスダンス競技で同曲が用いられる機会があるようだ。なお、フィギュアスケートのその他のプログラム使用曲については、こちらの特集サイト「フィギュアスケートで使われた曲 解説と視聴」を適宜参照されたい。
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