小鳥の結婚式
ドイツ民謡『Die Vogelhochzeit』
『小鳥の結婚式 Die Vogelhochzeit』(ことりのけっこんしき)は、16世紀から伝わる古いドイツ民謡。
NHK「みんなのうた」で1965年6月から7月に初回放送された。日本語版の歌詞は中山知子作詞、歌はポニージャックスと杉並児童合唱団。
原曲のドイツ民謡『Die Vogelhochzeit』の歌詞には様々なバリエーションがあり、長いものでは40番まで続くバージョンも存在する。
「小鳥の結婚式」というだけあって、花嫁も花婿も参列者も、登場するのはすべて野鳥たち。メルヘンの本場ドイツならではのメルヘンチックな世界が広がっている。
【YouTube】小鳥の結婚式(日本語版)
歌詞の意味・日本語訳(意訳)
Ein Vogel wollte Hochzeit halten
In dem grünen Walde.
Fide ralala, fide ralala,
Fide ralalalala.
緑の森で 小鳥の結婚式
フィデ・ラララ、フィデ・ラララ
フィデ・ラララララ
Die Amsel war der Bräutigam
Die Drossel war die Braute.
Fide ralala, fide ralala,
Fide ralalalala.
花婿はクロウタドリ
花嫁はツグミ
フィデ・ラララ、フィデ・ラララ
フィデ・ラララララ
Die Gänse und die Anten,
Die war'n die Musikanten.
Fide ralala, fide ralala,
Fide ralalalala.
ガチョウとカモ達が音楽を奏でる
フィデ・ラララ、フィデ・ラララ
フィデ・ラララララ
補足
4番以降もいろいろな野鳥たちが登場し、例えば、ワシミミズクが靴を、カッコウが花嫁衣装を、スズメが結婚指輪を持ってくる。
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