Baba Yetu ババイェツ 歌詞の意味・和訳
歌詞はキリスト教の祈祷文「主の祈り」をスワヒリ語に翻訳
『Baba Yetu』(ババイェツ/バーバーイェッツ)は、2005年にリリースされた人気ゲーム「Civilization IV シヴィライゼーション 4」オープニングテーマ曲。
歌詞は、ケニアやタンザニアなどアフリカ東岸部の言語「スワヒリ語」で書かれ、キリスト教の祈祷文「主の祈り(天にまします我らの父よ)」のスワヒリ語訳が元になっている。
曲名の『Baba Yetu』は「わたしたちの父」を意味している。
作曲は、独立系ミュージシャンのChristopher Tin(クリストファー・ティン)。
同曲は、2009年に発表された編曲版で、第53回グラミー賞最優秀ヴォーカル入りインストゥルメンタル編曲賞を受賞。『Baba Yetu』(ババイェツ)は、ゲーム音楽として初のグラミー賞受賞作品となった。
【YouTube】 Baba Yetu (Official Video)
歌詞の意味・和訳(意訳)
Baba yetu, yetu uliye
Mbinguni yetu, yetu amina!
Baba yetu yetu uliye
M Jina lako e litukuzwe.
天におられるわたしたちの父よ
み名が聖(せい)とされますように
Utupe leo chakula chetu
Tunachohitaji, utusamehe
Makosa yetu, hey!
Kama nasi tunavyowasamehe
Waliotukosea usitutie
Katika majaribu, lakini
Utuokoe, na yule, muovu e milele!
わたしたちの日ごとの糧を
今日もお与えください
わたしたちの罪をおゆるしください
わたしたちも人をゆるします
わたしたちを誘惑におちいらせず
悪からお救いください
Ufalme wako ufike utakalo
Lifanyike duniani kama mbinguni.
(Amina)
み国が来ますように
みこころが天に行われるとおり
地にも行われますように
[アーメン]
<注:日本語歌詞は祈祷文『主の祈り(天にまします我らの父よ)』共通口語訳から該当部分を抜粋した>
ライオンキングMAD
ディズニー映画「ライオンキング」の舞台は、タンザニアなどのアフリカ東部がモデルの一つとなっているが、タンザニアなどアフリカ東岸部のスワヒリ語が用いられた『Baba Yetu』(ババイェツ)は、その相性の良さから、「ライオンキング」の映像を用いたいくつかのMADムービーに用いられている。
【YouTube】 Lion King - Baba Yetu
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