ケニア国歌 歌詞の意味 国旗の色
オリンピック・マラソン競技の表彰式でよく耳にするケニア国歌
『おお、万物の神よ』(Ee Mungu Nguvu Yetu)は、1963年に制定されたケニア共和国の国歌。オリジナルの歌詞はスワヒリ語で、英語の歌詞もある。
英語版のタイトルは『O God, of all Creation』(オーゴッド、オブ・オール・クリエイション)、または『O God, our strength』(オーゴッド、アワー・ストレングス)が用いられる。
写真:ロンドン五輪 男子800m 金メダリスト ケニヤ代表 デイヴィッド・ルディシャ(出典:Wikipedia)
ケニアはオリンピック陸上競技の中・長距離走、マラソン競技で数多くの実績を残しており、表彰式でケニア国歌を耳にする機会が多い。
オリンピックの表彰式では、メロディのみで歌詞を歌わないインストゥルメンタル版の国歌が用いられる。
夏季オリンピックの閉会式では、最終日に行われる男子マラソン表彰式が閉会式の中で行われるため、表彰式で流れるマラソン強豪国の国歌に自然と注目が集まる。
特に、2020年東京オリンピックの閉会式では、北海道で男女マラソン競技が実施され、男女ともにケニアの選手が金メダルを獲得したことから、2回連続でケニア国歌が閉会式の中で演奏された。
【YouTube】 ケニア共和国 国歌「おお、万物の神よ」
歌詞(英語版)の意味・和訳
1.
O God of all creation,
Bless this our land and nation.
Justice be our shield and defender,
おお、万物の神よ
我らの土地と国家を祝福したまえ
正義は我らの盾 我らの守護者
May we dwell in unity,
Peace and liberty.
Plenty be found within our borders.
我らに団結、平和
そして自由あれ
恵みに満ちた我らの地
2.
Let one and all arise
With hearts both strong and true.
Service be our earnest endeavour,
みな立ち上がれ
強く正しい心をもって
奉仕は我らの誠実な努力なり
And our Homeland of Kenya,
Heritage of splendour,
Firm may we stand to defend.
そして我らが祖国ケニヤは
華麗なる遺産
我らは固く守り抜かん
3.
Let all with one accord
In common bond united,
Build this our nation together,
みなで心を合わせ
共通の絆で団結し
我らの国家を共に作り上げよう
And the glory of Kenya,
The fruit of our labour
Fill every heart with thanksgiving.
そしてケニアの栄光
労働の果実
感謝の祈りで心を満たそう
ケニア国旗の意味
1963年にイギリスから独立したケニア。その国旗の色は、独立運動の流血を意味する赤、国民を意味する黒、そして豊かな自然を表す緑から成る。
中央にあるマークは、ケニアのマサイ族の戦士が持つ盾と槍(やり)を表している。
画像:ケニア国旗(出典:Wikipedia)
写真:マサイ族の戦士が持つ盾と槍(出典:Wikipedia)
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