ストックホルム旧市街ガムラスタン

世界史・国際関係トピックス

スウェーデンのスターズホルメン島に築かれた中世の街並みは、スウェーデン語で「古い街」を意味する「ガムラスタン Gamla stan」と呼ばれ、世界中から多くの観光客・旅行客が訪れている。

ガムラスタンは隣接する島々と橋で結ばれ、「橋の間の都市 staden mellan broarna」、「橋の中の都市 staden inom broarna」とも呼ばれる。

ストールトルゲット（Stortorget）広場をはじめとして、ストックホルム大聖堂、ノーベル博物館、リッダーホルメン教会（リッダルスホルメン Riddarholmen）など、観光客の目を引く歴史的建造物が所狭しと立ち並んでいる。

ノーベル賞を創設したダイナマイト発明者アルフレッド・ノーベル（Alfred Bernhard Nobel/1833-1896）（右写真）は、スウェーデン・ストックホルム出身の化学者。

ニトログリセリンを安定化させた爆薬ダイナマイトの発明により生み出された巨万の富を元に、遺言状でノーベル賞設立を書き残した。

初めてノーベル賞が授与されたのは1901年。授賞式はノーベルの命日である12月10日にストックホルムのコンサートホールで行われる（平和賞のみノルウェーのオスロ市庁舎）。

ガムラスタンのストールトルゲット広場には、ノーベル文学賞の選考が行われるスウェーデン・アカデミー（Swedish Academy）（下写真）があり、建物の１階はノーベル博物館として観光客に開放されている。

このノーベル博物館に併設されたカフェでは、実際のノーベル賞授賞式の晩餐会で出されるアイスクリームを食べることができ、トッピングの金のメダル（中はチョコ）も本番と同じ物が供される。