バニーホップ Bunny hop アメリカのダンス
「ジェンカ(レットキス)」にも使われた1950年代アメリカ発祥のダンス
「バニーホップ」(Bunny hop)とは、1952年にアメリカ・サンフランシスコのバルボア高校で考案されたダンス。
1960年代に世界的に流行したダンス『ジェンカ(レットキス)』にも転用されている。
バニーホップは次々と踊るパートナーが代わる「ミキサーダンス(mixer dance)」の一つで、高校のダンスパーティーで踊るダンスとして考え出された。
「バニー」とはウサギ、「ホップ」とはピョンと飛び跳ねること。つまり「バニーホップ」とは、ウサギのようにピョンと小さく飛び跳ねる動作を意味している。
ダンス名の由来は、レイ・アンソニーのビッグバンドが演奏する『バニーホップ(Bunny Hop)』という楽曲。オリジナルは同曲に合わせて踊るダンスだった。
レイ・アンソニー(Ray Anthony)は、ペンシルバニア州出身のバンドリーダー。トランペット奏者でもあり、俳優やTVショーの司会等の芸能活動も行っていた。
【YouTube】The Bunny Hop
【YouTube】レイ・アンソニー『バニーホップ(Bunny Hop)』
バニーホップの踊り方は?
バニーホップ(ダンス)の踊り方は、日本で知られているジェンカのそれとほぼ同じもの。
一列に並び、前の人の腰をつかんで、右足で2回床をタップし、左足で2回床をタップ。
さらに両足で前に1回ジャンプ、後ろに1回ジャンプ、前に3回ジャンプし、これを曲が終わるまで繰り返す。
FPSゲームでのバニーホップ
余談だが、「バニーホップ」(バニホ)という用語は、APEX(エーペックス)やVALORANT(ヴァロラント)などのFPSゲームでも耳にする機会がある。
例えばVALORANT(ヴァロラント)では、着地した瞬間にタイミングよくジャンプすることによって、減速することなくジャンプを継続できる技の名前として、「バニーホップ」(バニホ)という用語が使われることがある。
APEX(エーペックス)では、ジャンプ・しゃがみ・移動を組み合わせて素早く移動する技として使われ、「Apex Legends」では。主に高速移動しながら回復する「バニホ回復」というテクニックが生まれている。
関連ページ
- ジェンカ(レットキス)
- 1960年代前半に世界で流行したフィンランド発のダンス音楽
- フォークダンス・民族舞踊 有名な曲
- 『マイムマイム』、『オクラホマ・ミキサー』、『ジェンカ』など、日本でも有名な世界のフォークダンス・民族舞踏まとめ
- うさぎのうた ウサギに関連する童謡・唱歌
- 可愛いウサギが出てくる有名な歌まとめ