金と銀 レハール
ハンガリー生まれの作曲家フランツ・レハールによる優雅なワルツ
『金と銀』は、ハンガリー生まれの作曲家フランツ・レハールによる管弦楽曲(ワルツ)。
1902年の謝肉祭の頃(2月頃)、オーストリア=ハンガリーの貴族パウリーネ・フォン・メッテルニヒ侯爵夫人は、「金と銀」を課題とした舞踏会を開催した。
写真:オーストリア・ウィーンのシェーンブルン宮殿 広間
夫人は、ドイツの作曲家リヒャルト・ヴァーグナー、チェコの作曲家ベドジフ・スメタナのパトロン(音楽活動の後援者)であり、洗練された社交界の花形として称賛を受けた人物。
舞踏会では、会場は銀色に照らされ、天井には金色の星が煌き、壁一面に金や銀の飾りが付けられ、参加者も金銀に彩られた衣装を身に着けていたとされている。
代表作は『メリー・ウィドウ』
レハールは、プラハ音楽院でドヴォルザークらに学び、軍楽隊長を経てウィーンでオペレッタ作曲家としてデビュー。1905年の『メリー・ウィドウ』で一躍人気作曲家となった。
代表作は、オペレッタ『メリー・ウィドウ』、『ジュディッタ』、『微笑みの国』、『ルクセンブルク伯爵』など。