アヴェマリア(サン=サーンス)Ave Maria
サン=サーンス(Charles Camille Saint-Saëns/1835-1921)
フランスの作曲家・ピアニストのサン=サーンス(Charles Camille Saint-Saëns/1835-1921)は、その生涯で5曲もの『アヴェ・マリア(アベ・マリア)Ave Maria』を作曲している。
24歳(1859年)頃に変ロ長調およびホ長調を、その翌年(1860年)にイ長調、1865年にもイ長調(ソフラノ・テノール向け)、そして1914年には無伴奏の混声4部合唱(4分の3拍子)の『Ave Maria』を残している。作品番号が付けられているのは1914年作曲の作品145のみ。
YouTube動画にアップされているサン=サーンス作曲『Ave Maria』を聴いてみると、どうやら1865年作曲版がアップロード数では多いようだ。特に、ソプラノとメゾソプラノによるデュエット版が複数アップされている。
【YouTube】アヴェ・マリア サン・サーンス スラヴァ
【YouTube】Ave Maria by Saint-Saens, duet soprano - mezzo soprano
【YouTube】Annie and Gracie singing Ave Maria Camille Saint-Saëns duet
無料楽譜のダウンロードは?
ネットで無料ダウンロードが可能なパブリックドメイン楽譜・スコアについても調べてみたが、ペトルッチ楽譜ライブラリー(IMSLP)では、1860年版、1865年版、および1914年の作品145の楽譜が無料で配布されていた。矢印マークの右側にあるテキストリンク「Complete Score」 からPDFファイルでダウンロード可能。
同じく無料楽譜がダウンロードできるChoralWiki(コーラル・ウィキ/the Choral Public Domain Library/CPDL)でも サン=サーンス作曲『Ave Maria』を検索してみたが、こちらは1865年版が掲載されていた。イ長調(A major)とト長調(G major)の2種類があったが、メロディは同じようだ。
三大アヴェマリアとは?
『アヴェ・マリア Ave Maria』と言えば、世界各国の様々なクラシック音楽の作曲家が美しいメロディをつけているが、中でもシューベルト、グノー、カッチーニによる作品が人気が高く、これら3曲はまとめて「三大アヴェマリア」と称賛されている。
「三大アヴェマリア」およびその他の有名な『アヴェ・マリア Ave Maria』については、こちらの特集ページ「アヴェ・マリア Ave Maria 有名な曲 解説と視聴」を適宜参照されたい。
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