リヒナーの有名なピアノ曲
ピアノ初級者向けの作品で知られる19世紀ドイツの作曲家
ハインリッヒ・リヒナー(Heinrich Lichner/1829-1898)は、19世紀ドイツ・ロマン派の作曲家・オルガン奏者。ピアノ初級者向けのピアノ曲で知られる。
有名なピアノ曲としては、『忘れな草(勿忘草)』、『ジプシーの踊り』、『舞踏の時間に』、『短いお話(物語)』などがある。
写真:ワスレナグサ(出典:Wikipedia)
ちなみに、リヒナーと同世代の作曲家としては 、同じくドイツの作曲家ブラームス(1833-1897)やオーストリアのヨハン・シュトラウス二世(1825-1899)などが有名。
リヒナーの詳しい経歴・プロフィールについては、ネット上にはあまり詳細な情報は掲載されていないようだ。
忘れな草(勿忘草)
『忘れな草(勿忘草)』作品160第6曲(Op.160 n.6)。英語の曲名は『Forget Me Not』(フォゲット・ミー・ノット)。ドイツ語では『Vergissmeinnicht』(フェアギス・マイン・ニヒト)か。
【YouTube】 わすれな草 リヒナー
ジプシーの踊り
英語のタイトルは『Gipsy Dance』(ジプシーダンス)。一説には、リヒナーによるピアノ小品集「Jugendlust for piano」(作品273)の第4曲『Kleiner Zigeuner』(クライナーツィゴイネル/小さなジプシー)が同曲に該当するとのこと。
【YouTube】 リヒナー:ジプシーダンス 渡邊智子(ピアノ)
ちなみにジプシーとは、主にヨーロッパの移動型民族を指す。ロマとも呼ばれる。独特なジプシー音楽はハンガリーやスペイン、ロシアなどの民族音楽に影響を与えた。
舞踏の時間に
『舞踏の時間に』は、リヒナーが1870年に発表した「6つのやさしい小品(6 leichte melodische Tonstücke)」作品64の第4曲『In der Tanzstunde』(イン・デア・タンツシュトゥンデ)。
ドイツ・バイエルン地方の民族舞曲ティロリエンヌ(Tyrolienne)が可愛らしい。
【YouTube】舞踏の時間に リヒナー
短いお話(物語)
『短いお話(物語)』は、上述の『舞踏の時間に』と同じ小品集「6つのやさしい小品(6 leichte melodische Tonstücke)」第1曲『Eine kleine Erzählung』(アイネ・クライネ・エアツェールング)。
【YouTube】 みじかいお話 リヒナー
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