グノシエンヌ 第1番
エリック・サティ(Erik Satie/1866-1925)
『グノシエンヌ 第1番 Gnossiennes No 1』は、フランスの作曲家エリック・サティが1890年に作曲したピアノ曲。
全部で6曲あり、24歳の時に作曲した第1番~第3番は"3つのグノシエンヌ"として知られている。
写真:アッタロスの柱廊(ギリシャ・アテネ)
1889年のパリ万国博覧会を訪れたサティは、そこで民族舞踊合唱団を通じてルーマニア音楽、ジャワのガムラン音楽、ハンガリーの音楽などに触れた。
これら異国の音楽から受けた強いインスピレーションが『グノシエンヌ』に反映されているという。
なお、『グノシエンヌ』とは「知る」というギリシア語の動詞の語幹をもとにして作ったサティの造語。また、古代クレタ島にあった古都「グノーソス宮」とも神秘教会グノーシス派とも言われ、古代ギリシャの詩の脚韻を踏んだリズムが伴奏部に使われている。
【YouTube】グノシエンヌ 第1番
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演奏はフランスのピアニスト、パスカル・ロジェ(Pascal Rogé/1951-)