鯉のぼり いつから飾る?いつまで?
出す時期・しまう時期 年齢は何歳から何歳?
5月5日のこどもの日・端午の節句に合わせて飾る「鯉のぼり」は、いつ頃から飾りはじめるのか?いつまで出しておいていいのか?簡単にまとめてみた。
何歳から何歳まで飾るのか等の年齢的な点についても合わせてまとめている。
なお、鯉のぼりの意味や起源・由来についてはこちらを適宜参照いただきたい。
いつから飾る? 出す時期について
鯉のぼりを出す時期については、春分の日(3月20日か21日)を過ぎた3月下旬頃から飾り始めてOK。よく晴れた「大安(たいあん)」の日を選ぶと縁起が良さそうだ。
ただ、春分の日の前後7日間は「春のお彼岸」であり、ご近所や町内で初彼岸などの供養や墓参りが行われる時期でもあることから、お彼岸を過ぎてから出した方がいろいろ無難かもしれない。
4月から出し始める場合は、二十四節気で「春分(しゅんぶん)」の次にくる「清明(せいめい)」(4月4日か5日)の頃に合わせるのがおすすめ。
4月上旬は、幼稚園児や小中学生が新たな学年をスタートする入学式や始業式の時期、つまり始まりの時期であり、鯉のぼりを飾り始めるにも絶好の機会といえる。
いつまで飾る? しまう時期について
鯉のぼりをいつまで飾っていいのか?鯉のぼりをしまう時期については、5月5日のこどもの日・端午の節句が終わってすぐでもいいし、二十四節気の「立夏(りっか)」(5月7日)に合わせてもいいし、特段決まりはない。
片付け作業をするお父さん・お母さんの時間的都合を考慮して、ゴールデン・ウィークの最終日か、立夏を過ぎてからの土日にしまうのが良さそうだ。
なお、旧暦の端午の節句である6月中旬頃まで飾る地域もある。もともと鯉のぼりは梅雨の時期に雨の中を泳ぐように見立てた縁起飾りであり、かつては雨の多い時期に飾る必然性が存在していたことになる。
何歳から何歳まで飾る?
鯉のぼりを何歳から飾り始めるのかについては、男の子の初節句に合わせて飾り始めるのが一般的。「初節句」とは、男の子が生まれてから初めて迎える端午の節句のこと(女の子なら桃の節句)。
何歳まで飾るのかについては、七五三の最後の7歳の時期や、昔の元服(げんぷく)の年齢である15歳などの節目がいいだろう。もちろん成人するまで飾り続けても問題はない。
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