美しいドゥーン川の岸辺
Ye Banks and Braes / The Banks O' Doon
スコットランド民謡
『美しいドゥーン川の岸辺 Ye Banks and Braes / The Banks O' Doon』は、スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズ(Robert Burns/1759-1796)の詩によるスコットランド民謡。
ドゥーン川(River Doon)とは、スコットランド南西のクライド湾 (Firth of Clyde)に面するエアシャー(Ayrshire)地方を流れる川。ドゥーン湖(Loch Doon)から23マイル流れ、クライド湾へ注いでいる。
ちなみに、ドゥーン川の途中にあるアロウェイ(Alloway)には、ロバート・バーンズの生家があり、「ロバート・バーンズ生家博物館(Robert Burns Birthplace Museum」として公開されている。
ロバート・バーンズの詩に基づくスコットランド民謡としては、他にも『蛍の光 Auld Lang Syne』、『故郷の空』などが有名。
【YouTube】Ye Banks and Braes
歌詞の意味・日本語訳(意訳)
Ye banks and braes o' bonnie Doon
How ye can bloom so fresh and fair
How can ye chant ye little birds
And I sae weary fu' o' care
美しいドゥーン川の岸辺よ
活き活きと美しく
小鳥たちが歌う
僕はひとり 悩み疲れ果てて
Ye'll break my heart ye warbling birds
That wantons thro' the flowering thorn
Ye mind me o' departed joys
Departed never to return
花咲くイバラの中を跳ぶ鳥たちが
僕の心を悩ませる
過ぎ去った喜びを思い出させるから
二度と戻らない喜びを
Oft hae I rov'd by bonnie Doon
To see the rose and woodbine twine
And ilka bird sang o' its love
And fondly sae did I o' mine
美しいドゥーン川の岸辺を
朝に晩に 私は何度も歩いた
鳥たちは愛の歌を歌い
僕も幸せな気持ちで歌っていた
Wi' lightsome heart I pu'd a rose
Fu' sweet upon its thorny tree
But my false lover stole my rose
But ah! She left the thorn wi' me
軽やかな心でバラを積んだ
イバラの木から甘いバラを
だが不実の恋人は僕のバラを奪った
僕にはイバラのトゲだけが残った
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