ウクライナ民謡 有名な歌曲

ウクライナの栄光は滅びず 今こそコサック民族の血を示す時

ロシアに隣接する東ヨーロッパの国家ウクライナに伝わる有名なウクライナ民謡・歌曲の歌詞・解説とYouTube動画の視聴、ウクライナに関連する楽曲まとめ。

ウクライナはかつてロシア帝国やソビエト連邦に支配されていた歴史的経緯から、ウクライナ民謡はロシア民謡・歌曲との関連性が深い。両者のつながりを意識しながら聴いてみると興味深い発見があるかもしれない。

挿絵:A Cossack Wedding - Józef Brandt (1841-1915)

ウクライナ 世界地図

挿絵:緑色で示された地域がウクライナ

曲目一覧

ピドゥマヌラ・ピドゥヴェラ Pidmanula Pidvela
会うって約束してたのに、すっぽかされてがっかりだ!月曜日も火曜日も水曜日も!
愛しのペトリューシャ
NHKみんなのうた『ふたりは80才』に似てる?
若者よ、馬の頚木を外せ
青年の視点から描く褐色の少女マルーシャ
広きドニエプルの嵐
吠え狂うドニエプル河 はやて逆巻きぬ
小さなグミの木
かなわぬ恋に嘆く女心を、川の両岸に茂るナナカマドの木(日本語版ではグミの木)とカシの木に例えて描写している。
コサックはドナウを越えて
戦場に赴くコサック兵と残された彼女のつらい別れ
ドナウよドナウ
スカーフをドナウ川で洗濯するよう娘に言いつける母親。でも娘は若い男に夢中のようで洗濯もなかなか終わらない。
美しいミンカ(かわいいミンカ)
19世紀ドイツ・オーストリアなどで流行したドイツ語の歌曲。原曲はウクライナ民謡『コサックはドナウを越えて』。
ウクライナの子守唄 夢は窓辺を過ぎて
ガーシュウィン『サマータイム』にインスピレーションを与えた?
キエフの鳥の歌
果てなき空のかなた いとしい鳥は飛ぶ

ウクライナ関連のクラシック音楽

キエフの大門 ムソルグスキー組曲「展覧会の絵」より
バラエティ番組「ナニコレ珍百景」BGMとしておなじみ
フランツ・リスト 超絶技巧練習曲より「マゼッパ」
マゼッパとはウクライナ・コサックの英雄マゼーパ(Ivan Mazepa)のこと
ルスランとリュドミラ 序曲
キエフ大公国が舞台のオペラ。NHK「N響アワー」オープニングテーマ曲。

ウクライナ関連の楽曲その他

ウクライナ国歌
ロシア革命の1917年に独立を宣言したウクライナの民族主義者によって国歌に採用された
Carol of the Bells キャロル・オブ・ザ・ベル
ウクライナの司祭が作曲したクリスマス向けのコーラス曲。国立キエフ大学の生徒らによって1916年に初演された。
愛のロマンス(禁じられた遊び)
クラシックギターの名曲。ウクライナ民謡がルーツとも言われる。
ショロム・セクンダ ドナドナ作曲者
『ドナドナ』を作曲したウクライナ出身の音楽家
春を待つウクライナの娘 ピアノ曲
ヤマハ音楽教室のピアノ初学者向け教本に掲載される定番曲
交響曲第2番『小ロシア』
3つのウクライナ民謡が楽曲に大胆に取り入れられた陽気な交響曲。かえるの合唱(かえるの歌)に良く似たフレーズも登場。
ナターシャ・グジー Nataliya Gudziy
ウクライナ出身の女性パンドゥーラ奏者・歌手
バンドゥーラ Bandura
ウクライナの伝統的な民族楽器

ウクライナのフォークダンス

コサックダンス Cossack dance
滅ぼされたウクライナ・コサック 受け継がれたウクライナの民族舞踊
ポーリャンカ Polyanka
自由な一人踊りで個人技の見せ場が多いウクライナのフォークダンス

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