『岳人の歌』（がくじんのうた）は、作詞・作曲者不詳の山の歌。『アルプスの恋唄』とも題される。

女子高生による登山をテーマとしたアニメ『ヤマノススメ』において劇中歌として用いられ注目を集めた。2014年夏の第2期第1話・第23話、2018年夏の第3期第3話・第4話に登場。

『ヤマノススメ』第2期（セカンドシーズン）第1話では、あおい（井口裕香）、ひなた（阿澄佳奈）、かえで（日笠陽子）、ここな（小倉唯）によって、この『岳人の歌』が歌唱された。

【YouTube】岳人の歌　青柳常夫

歌詞

１．
星が降るあのコール　グリセードで
あの人は来るかしら　花をくわえて
アルプスの恋唄　心ときめくよ
懐かしの岳人　やさし彼(か)の君

２．
白樺にもたれるは　いとし乙女か
黒百合の花を　胸にいだいて
アルプスの黒百合　心ときめくよ
懐かしの岳人　やさし彼の君

歌詞の意味

「コール」、正確には「コル」は、尾根で急に落ち込んでいる所のこと。鞍部（あんぶ）、乗越、ブッコシ、タワなどとも呼ばれる。岐阜県飛騨市の穂高岳山荘がある「白出(しらだし)のコル」が有名。

写真：穂高岳「白出のコル」（出典：Ikomaike TAKAOKA）

「グリセード」は、雪道をスキー板を使わずに登山靴で直下降する技術。雪面をピッケルなどでバランスを取りながら滑り降りる。

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