テキサスの黄色いバラ The Yellow Rose of Texas 歌詞の意味・和訳
彼女にもう一度会えるなら 僕は君を二度と放しはしない
『テキサスの黄色いバラ(The Yellow Rose of Texas)』は、アメリカ南部に伝わる古い民謡。1955年にミッチ・ミラーのレコーディングにより世界的に有名になった。
「黄色いバラ」とは、テキサスに実在したエミリー・モルガン(Emily Morgan)という混血の若い女性。彼女は、テキサスのメキシコからの独立(19世紀前半)を成功に導いたとされる伝説の少女とのこと。
【YouTube】The Yellow Rose of Texas
歌詞の意味・日本語訳(意訳)
There's a yellow rose of Texas
That I am going to see
No other fellow knows her
No other, only me.
テキサスの黄色いバラ
会いに行くんだ
仲間は誰も彼女を知らない
僕だけの秘密
She cried so when I left her
It like to break my heart
And if I ever find her
We never more will part.
別れのとき
彼女はひどく泣いて
胸が痛んだ
もう一度会えたら
二度と彼女を放さない
She's the sweetest rose of color
A fellow ever knew
Her eyes are bright as diamonds
They sparkle like the dew.
彼女は甘美なバラ
みんな知ってる
瞳はダイヤモンドのように輝き
朝露の如くきらめく
You may talk about your dearest May
And sing of Rosa Lee
But the Yellow Rose of Texas
Beats the belles of Tennessee.
君の親愛なるメイや
ローザ・リーの歌について
君は語るかもしれないけど
テネシーの美人たちでさえも
テキサスの黄色いバラには敵わない
Oh, now I'm going to find her
For my heart is full of woe
And we'll sing the song together
That we sung long ago
彼女を探す僕の心は
悲しみに満ちる
昔歌った歌を一緒に歌おう
We'll play the banjo gaily
And we'll sing the songs of yore
And the Yellow Rose of Texas
Shall be mine forever more
楽しくバンジョーを鳴らして
懐かしい歌を歌おう
テキサスの黄色いバラ
彼女は永遠に僕のもの
1950-60年代のアメリカで人気を博したミッチ・ミラー
ミッチ・ミラー(Mitchell William Miller/1911-)は、1950年から60年代前半のアメリカにおいて最もレコードレールスを飛ばした人気アーティスト。
日本では、1963年4月から放送されたNHK総合テレビ「ミッチと歌おう(Sing Along with Mitch)」で有名になった。
この番組は、ミッチ・ミラーが男声合唱団「Mitch Miller and The Gang」を指揮して名曲を歌っていくもので、日曜お昼の音楽バラエティ番組として人気を博した。
ミッチ・ミラーの最大のヒット曲としては、この『The Yellow Rose of Texas テキサスの黄色いバラ』の他、イギリス映画「戦場に架ける橋(The Bridge on the River Kwai /1957)」の『クワイ河マーチ』として有名な『ボギー大佐マーチ(Colonel Bogey March)』がある。
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