『海 その愛』歌詞と解説 加山雄三

『愛の讃歌』を手がけた岩谷時子の作詞による壮大な歌詞

サビの歌詞「よ 俺の海よ」が印象的な『海 その愛』は、加山雄三が1976年5月発売のアルバムで発表した楽曲。

作詞は、『愛の讃歌』を手がけた岩谷 時子(いわたに ときこ/1916-2013)。作曲は、加山雄三本人(ペンネームは「弾厚作」。加山は岩谷に対して「スケールの大きな曲にしたい」と依頼したという。

同曲でNHK紅白歌合戦に少なくとも4回出場しており、加山雄三にとって重要な代表曲の一つとなっている。出身地である神奈川県茅ヶ崎市では、茅ケ崎駅相模線ホームで発車メロディに一時期採用された。

ちなみに、「弾厚作(だん こうさく)」というペンネームは、團 伊玖磨(だん いくま)と山田耕筰(やまだ こうさく)という言わずと知れた名作曲家の名前の一部が用いられている。

【YouTube】加山雄三:海その愛

歌詞

海に抱かれて 男ならば
たとえ破れても もえる夢を持とう
海に抱かれて 男ならば
たとえ独りでも 星をよみながら
波の上を 行こう

海よ 俺の海よ
大きな その愛よ
男の想いを その胸に抱きとめて
あしたの希望(のぞみ)を
俺たちにくれるのだ

海に抱かれて 男ならば
たとえ一つでも いのちあずけよう
海に抱かれて 男ならば
たとえ一度でも 嵐のりこえて
遠い国へ行こう

海よ 俺の母よ
大きな その愛よ
男のむなしさ ふところに抱き寄せて
忘れさせるのさ
やすらぎをくれるのだ

海よ 俺の海よ
大きな その愛よ
男の想いを その胸に抱きとめて
あしたの希望を
俺たちにくれるのだ

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