リンゴの唄 歌詞と解説 昭和の歌謡曲
戦後復興における精神的な象徴となった大ヒット曲
「赤いリンゴに口びるよせて」が歌い出しの『リンゴの唄』は、1945年10月公開の日本映画「そよかぜ」挿入歌として発表された歌謡曲。歌:並木路子。日本の戦後復興における精神的な象徴として愛唱された。
作詞は、『うれしいひなまつり』、『ちいさい秋みつけた』などで知られる童謡作家・詩人のサトウ ハチロー。
作曲は、映画「愛染かつら」主題歌『旅の夜風』や美空ひばり『東京キッド』を手掛けた万城目 正(まんじょうめ ただし)。
『リンゴの唄』を歌った並木路子は、1995年1月に阪神・淡路大震災が発生した際、最大の被災地である神戸市長田区へ慰問に訪れ、避難所に設けられた仮設ステージで『リンゴの唄』を再び熱唱している。
【YouTube】りんごの唄 並木路子、霧島 昇 (1946)
歌詞
赤いリンゴに くちびる寄せて
だまって見ている 青い空
リンゴは何にも いわないけれど
リンゴの気持ちは よくわかる
リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴあの娘よい子だ 気立てのよい娘
リンゴによく似た 可愛いい娘
どなたがいったか うれしいうわさ
軽いクシャミも トンデ出る
リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ朝のあいさつ 夕べの別れ
いとしいリンゴに ささやけば
言葉は出さずに 小くびをまげて
あすもまたネと 夢見顔
リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ歌いましょうか リンゴの歌を
二人で歌えば なお楽し
皆なで歌えば なおなおうれし
リンゴの気持ちを 伝えよか
リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ
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