王将 歌詞と解説 村田英雄 モデルは?

村田英雄最大のヒット曲 将棋の駒に命を賭けた棋士の心意気

『王将』(おうしょう)は、1961年11月にリリースされた村田英雄による最大のヒット曲。

作詞は、『青い山脈』、『東京音頭』、『蘇州夜曲』などで知られる西條八十(さいじょう やそ)

作曲は、『矢切の渡し』、『東京だョおっ母さん』を手がけた船村徹(ふなむら とおる)。

歌詞で描かれる将棋棋士のモデルは、大阪を拠点に活躍した実在の棋士、坂田三吉(阪田 三𠮷/さかた さんきち/1870-1946)とされ、死後に日本将棋連盟から「名人位」と「王将位」を追贈されている。

通天閣に建立された王将碑

写真:通天閣に建立された王将碑(出典:Wikipedia)

村田英雄は『王将』で同年の「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たすと、同曲のレコード売り上げは爆発的に伸び、最終的には300万枚を超えるセールスを記録した。これは戦後初のミリオンセラーともいわれている。

同曲の大ヒットを受け、日本将棋連盟は、西條八十、船村徹、村田英雄らに「アマチュア初段」を授与したという。

藤圭子、天童よしみ、氷川きよし、福田こうへい、島津亜矢など、男女問わず多数の演歌歌手が同曲をカバーしている。

近年では、藤井聡太棋士や羽生善治棋士らの活躍がテレビで取り上げられることも多く、将棋を題材とした楽曲『王将』にも新たな注目が集まる機会があるかもしれない。

【YouTube】 王将 村田英雄

歌詞

吹けば飛ぶよな 将棋の駒に
賭けた命を 笑わば笑え
うまれ浪花の 八百八橋
月も知ってる 俺らの意気地

あの手この手の 思案を胸に
やぶれ長屋で 今年も暮れた
愚痴も言わずに 女房の小春
つくる笑顔が いじらしい

明日は東京に 出て行くからは
なにがなんでも 勝たねばならぬ
空に灯がつく 通天閣に
おれの闘志が また燃える

村田英雄 ベスト盤

村田英雄 大傑作選

ジャケット写真: (決定盤)村田英雄 大傑作選

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