名月赤城山 歌詞・セリフ
男ごころに 男が惚れて 意気が解け合う 赤城山
「男ごころに 男が惚れて」が歌い出しの『名月赤城山』(めいげつ あかぎやま)は、作詞:矢島寵児、作曲:菊地博により昭和14年(1939年)に発表された昭和歌謡曲。
歌は、『赤城の子守唄』で大ヒットを記録した東海林太郎(しょうじ たろう)。
歌詞は、「赤城の山も今宵限りか」のセリフ(台詞)で有名な江戸時代後期の侠客・国定 忠治(くにさだ ちゅうじ)を題材としている。
ジャケット写真:劇団若獅子「国定忠治 全通し上演版」 [DVD]
三橋美智也、美空ひばり、ちあきなおみ、島津亜矢らのカバーが知られている。
歌詞(作詞:矢島寵児)
1
男ごころに 男が惚れて
意気が解け合う 赤城山
澄んだ夜空の まんまる月に
浮世 横笛 誰が吹く
2
意地の筋金 度胸のよさも
いつか落目の 三度笠
云われまいぞえ やくざの果と
悟る草鞋(わらじ)に 散る落葉
3
渡る雁(かり)がね 乱れて啼いて
明日はいずこの ねぐらやら
心しみじみ 吹く横笛に
またも騒ぐか 夜半(よわ)の風
国定忠治のセリフ
赤城の山も今宵限り
生まれ故郷の国定村(くにさだむら)や
縄張りを捨て 国を捨て
可愛い乾分(こぶん)の手前(てめえ)たちとも
別れ別れになる首途(かどで)だ
YouTube動画の視聴
【YouTube】 三橋美智也 名月赤城山
【YouTube】 島津亜矢 セリフ入り 名月赤城山
【YouTube】 美空ひばり 名月赤城山
赤城山について
赤城山(あかぎさん/あかぎやま)は、群馬県のほぼ中央に位置する関東地方で有数の複成火山。冬の北風・空っ風は「赤城颪(あかぎおろし)」と呼ばれる。
赤城山の神と男体山(日光市)の神が戦場ヶ原(せんじょうがはら)で戦い、神が流した血で赤く染まったことから、「赤き」が転じて「アカギ」という山名になったという。
写真:南東(桐生市・茶臼山)より望む赤城山(出典:Wikipedia)
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