大東京音頭 歌詞と解説 盆踊りの曲

人が輪になる 輪が花になる 咲いて咲かせて いつまでも

『大東京音頭』は、1979年5月にビクターから発売された盆踊り曲。橋幸夫と金沢明子とのデュエット曲。歌いだしの歌詞は「人が輪になる 輪が花になる」。

テレビ東京の開局15周年記念で企画された曲で、歌詞は三千人の応募作品の中から選ばれたものに、作詞家の藤田まさとが補作して完成された。

作曲は、『高校三年生』、『北国の春』などを手掛けた演歌作曲家の遠藤実。

曲名は明らかに『東京音頭』を意識したものであるが、鹿児島県民謡の影響を受けた同曲よりも曲調は明るく歌謡曲寄り。

さらに、経済成長期の1979年に作曲された楽曲だけあって、発展を続ける東京の明るい未来への希望が歌詞に反映されている。

『大東京音頭』のように時代を感じさせる歌詞が入る曲は、時期が過ぎるとあまり歌われなくなってしまうことがよくあるが、盆踊り曲ではこうした古臭さが逆に好まれる傾向にあり、『大東京音頭』は『東京音頭』と並ぶ「夏祭り・盆踊りの曲」の定番として現代まで踊りつがれている。

【YouTube】 橋幸夫.金沢明子.大東京音頭

歌詞

人が輪になる (ソレ)
輪が花になる (ヨイサヨイサ)
江戸の残り香 ほのぼのとけて
通う心に 咲き残る (ヨイショ)
東京東京 大東京 (サテ)
咲いて咲かせて いつまでも
ソレいつまでも

明日のしあわせ (ソレ)
願いをこめて (ヨイサヨイサ)
伸びる地下鉄 高速道路
苦労なんかは 吹きとばせ (ヨイショ)
東京東京 大東京 (サテ)
ご覧隅田の 水も澄む
ソレ水も澄む

富士も見えます (ソレ)
筑波も見える (ヨイサヨイサ)
むかし武蔵野 いまニュータウン
ビルの林に 歌が湧く (ヨイショ)
東京東京 大東京 (サテ)
月が笑顔で 今晩は
ソレ今晩は

夢はひろがる (ソレ)
南へ西へ (ヨイサヨイサ)
文化日本の あこがれ乗せて
今日も空から 港から (ヨイショ)
東京東京 大東京 (サテ)
行くぞ世界の 果てまでも
ソレ果てまでも

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