FIFA Anthem 公式アンセム

FIFA公式アンセム/ワールド・フットボール・アンセム

『FIFA Anthem』(フィファ・アンセム)は、ドイツ人音楽家フランツ・ランベルト作曲の行進曲。

タイトルは『WORLD FOOTBALL ANTHEM』(ワールド・フットボール・アンセム)とも表記される。

1994年に開催されたFIFAワールドカップアメリカ大会で初めて使用された。

ワールド・フットボール・アンセムズ

ジャケット写真:ワールド・フットボール・アンセムズ

FIFAの定める指針により、FIFAワールドカップなどFIFA主催の公式大会では必ず選手入場時に流されることが定められている。

また、多くのサッカーの国際Aマッチや各カテゴリーでの国際試合、全日本ユースサッカー選手権(U-18)大会や全国高等学校サッカー選手権大会など、国内の大会で使用されることも少なくない。

なお、2002 FIFAワールドカップに限り、ヴァンゲリスの楽曲が使用されている。

【YouTube】FIFA Anthem

2002 FIFAワールドカップ版

『2002 FIFA ワールドカップ公式アンセム』は、2002年に日本・韓国で共同開催されたFIFA ワールドカップにおける公式アンセム。

作曲は、映画「炎のランナー」、「南極物語」など映画サントラを数多く手がけるギリシャの音楽家ヴァンゲリス(Vangelis)。

例年のFIFAワールドカップでは『FIFA Anthem』が使用されるが、2002年大会だけはヴァンゲリスの書下ろし楽曲が用いられた。

ヴァンゲリス (Vangelis)ザ・ベスト・コレクション

ジャケット写真:ヴァンゲリス ベスト(2002 FIFA Anthem 収録)

日韓共同開催ということで、この公式アンセムではアジアンテイストな曲調・音色が多用されている。同年のテレビ番組やCMなどでも頻繁に流され、2002年7月のオリコンチャートでは第6位を獲得した。

【YouTube】2002 FIFA World Cup Official Anthem

2018 FIFAワールドカップ版

2018 FIFAワールドカップでは、ハンス・ジマー & ローン・バルフ(バルフェ)の楽曲『Living Football』(リヴィング・フットボール)が用いられた。

2020年1月以降、国際試合でのFIFA Anthemの使用は取りやめられ、この『Living Football』が今後のテーマ曲となるようだ。

【YouTube】Hans Zimmer, Lorne Balfe - Living Football

ハンス・ジマー Hans Zimmer

ハンス・ジマー(Hans Florian Zimmer/1957-)は、映画音楽の制作で知られるドイツ出身の作曲家。

代表作は、「グラディエーター」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「トップガン マーヴェリック(Top Gun: Maverick)」など。

ローン・バルフ Lorne Balfe

ローン・バルフ(Lorne Balfe/1976- )は、映画音楽やゲーム音楽を手がけるスコットランドの作曲家。

代表作は、「パシフィック・リム: アップライジング」(Pacific Rim: Uprising)、ゲーム「アサシン・クリード」(Assassin's Creed)シリーズなど。

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