ギヴ・ミー・アップ Give Me Up 歌詞の意味・和訳
ユーロビートの帝王マイケル・フォーチュナティのメジャーデビュー曲
『Give Me Up』(ギヴ・ミー・アップ)は、「ユーロビートの帝王」と称賛されるマイケル・フォーチュナティ(Michael Fortunati)が1986年にリリースしたメジャーデビューシングル。バブル景気のディスコブームに沸く日本で大ヒットした。
日本では、女性デュオ「BaBe(ベイブ)」が1987年2月に日本語カバー(作詞:森雪之丞)。斉藤由貴主演のドラマ「あまえないでョ!」主題歌。
ジャケット写真:ナンバーワン80s PERFECTヒッツ
マイケル・フォーチュナティは1987年に東京音楽祭で来日し、ディスコ&ダンス部門でグランプリを獲得。「夜のヒットスタジオDELUXE」に出演し、『Give Me Up』でBaBeと共演した。
ちなみに、洋楽カバーの大ヒットを受けてフジテレビは、1988年のテレビドラマ「追いかけたいの!」主題歌として、カイリー・ミノーグの楽曲『Turn It into Love』をWink(ウィンク)が日本語カバーした『愛が止まらない』を起用し、思惑通りのロングヒットを記録している。
【YouTube】 Michael Fortunati - Give Me Up
歌詞の意味・和訳(意訳)
『Give Me Up』
作詞・作曲:Michel Jean Machtergaele, Mario Nigro, Pierre Nigro
Is it the first time in your life
Or is it just another one-night stand
Do you wanna make a fool of me
Just like you do with all those other guys
君の人生で初めてかい?
それとも単なる一夜限りの遊び?
僕をからかいたいの?
君が他の男にしてるみたいに
Now I'm leading your life on my own on these days
And I don't want to mess with no woman
Get me out on your skin
No, that's hard, I can see
But you're back to save your love, but you can't
今や僕は君の人生と距離を置いてる
女性をもてあそびたくない
君の肌から離れたいんだ
難しいのは分かってる
愛を保とうと君が戻って来ても
君の好きにはさせないよ
Give me up, oh
Give me up, oh
Give me up, oh
Give me up, oh woah
僕をあきらめて
僕に構わないで
僕を放っておいて
僕をあきらめてよ
You got this on your mind
For love isn't sin, I just don't have no time
I'm telling you again and again
You'd better stop this playing on my mind
君は考えていた
愛に罪は無いって
でも僕には時間がないんだ
君には何度も言ってる
僕をからかうのを止めた方がいいって
Take an intermit stand 'cause you don't have a clue
Now I'm reading off timе before you
Shout it out on the rooftops as you must undеrstand
I got somebody else on my mind
いったん立ち止まって
君は何も分かってないから
僕は君より先の時間を読んでる
屋根の上で叫んでみてよ 理解できるように
僕には他に好きな人がいるってことを
Give me up, oh
Give me up, oh
Give me up, oh
Give me up, oh
僕をあきらめて
僕に構わないで
僕を放っておいて
僕をあきらめてよ
<以下、繰り返しのため省略>
日本語歌詞
上述のとおり、『Give Me Up』は日本の女性デュオ「BaBe(ベイブ)」がメジャーデビュー曲として1987年2月に日本語カバーしている(作詞:森雪之丞)。
BaBeは、ジャズダンス教室で結成されたユニットが元になっているため、当時としてはまだ珍しかった「歌って踊る」スタイルで人気を得た。その後のダンスパフォーマンスを売りにする女性アイドルグループの元祖とも言える。
ジャケット写真:BaBe「Give Me Up」
【YouTube】BaBe - Give Me Up
BaBeがカバーした『Give Me Up』の日本語歌詞は、原曲の英語の歌詞と比較してどのような内容になっているのだろうか?
作詞:森雪之丞による『Give Me Up』日本語歌詞を次のとおり引用し、その内容を簡単に確認してみたい。
Give me up! woo...
Give me up! woo...もっと しっかりしてよ
ロマンチックへ 逃げ込まないで
もしHeart Breakしても
情けない瞳で 甘えちゃだめよ君が強くなくちゃ私
キュートな娘に なれないでしょ?
「意気地なし」を 直さないと
ハート蹴とばしちゃうぞGive me up! woo...
Give me up! woo...
Give me up! woo...
Give me up! woo...もっとハッキリしてよ
私フレンド? 恋人? どっち?
また哀愁してさ
すぐにだきしめなきゃ 消えちゃうぞラグビーボール抱え走る
君は輝いて見えるわ
そんな時の 熱い瞳
忘れないで 恋してGive me up! woo...
Give me up! woo...
Give me up! woo...
Give me up! woo...
この日本語歌詞を見ると、原曲の英語の歌詞とはほぼ関連性がないことが分かる。女性視点の歌詞に変更されており、意気地のない男性へのもどかしい気持ちが描写されている。
サビのフレーズが原曲のまま使われているが、意味的には「Give me up(私をあきらめて)」となってしまうため、日本語の歌詞とは真逆に近い内容になってしまうのが何とも言えない感じだ。
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