ヘイ・ジュード Hey Jude 歌詞の和訳・意味
当時5歳のジュリアン・レノンを慰めるために書かれたバラード
『Hey Jude』(ヘイ・ジュード)は、1968年8月にリリースされたビートルズの楽曲。レノン=マッカートニー名義だが、ポール・マッカートニーによって作曲された。
当初の曲名は『Hey Jules』(ヘイ・ジュールズ)。ジョン・レノンとシンシアの息子ジュリアン・レノン(当時5歳)を慰めるために書かれたバラードで、「Jules」(ジュールズ)はジュリアンの愛称。
当時ジョンとシンシア夫妻の離婚は決定的な状況だった。夫妻は別居し、息子ジュリアンは精神的に不安定な状態にあったという。
写真:ジョン・レノン生誕70周年セレモニーに出席するジュリアンと母シンシア(2010年10月9日 リヴァプール)出典:Wikipedia
ジョン・レノンとシンシアが別居した翌月、ポール・マッカートニーはジュリアンの元を訪れた。ジュリアンを不憫に思ったマッカートニーは、帰宅途中の車の中で『Hey Jude』を作曲したという。
『Hey Jude』の歌詞について、マッカートニーは後にこう語っている(出典:Wikipedia)。
この曲は『ヘイ・ジュールズ』というタイトルから始まった。つまり、ジュリアンに『つらくても頑張って乗り越えるんだよ』って伝えること。彼にはつらいことのはずだったから。
【YouTube】 The Beatles - Hey Jude
歌詞の意味・和訳(意訳)
『Hey Jude』
作詞・作曲:Lennon–McCartney
Hey Jude, don't make it bad
Take a sad song and make it better
Remember to let her into your heart
Then you can start to make it better
なあジュード 悪く考えないで
悲しい歌も 良く感じてみて
彼女を心の中に受け入れて
そうすれば うまく行き始めるから
Hey Jude, don't be afraid
You were made to go out and get her
The minute you let her under your skin
Then you begin to make it better
なあジュード 怖がらないで
彼女に会いに行って 理解してあげて
彼女を受け入れたその時から
君はうまく行き始めるから
And anytime you feel the pain
hey Jude, refrain
Don't carry the world
upon your shoulders
辛いときはいつでも
なあジュード 控えておくんだ
すべてを一人で
背負い込んだりしないで
For well you know
that it's a fool
who plays it cool
By making his world a little colderNah nah nah nah nah
nah nah nah nah
よく知ってるだろう
クールに振る舞うのは
愚か者だって
少し冷淡に世界を眺めてるんだ
Hey Jude, don't let me down
You have found her, now go and get her
Remember to let her into your heart
Then you can start to make it better
なあジュード がっかりさせないで
彼女を知った今 行って理解してあげて
彼女を心の中に受け入れて
そうすれば うまく行き始めるから
So let it out and let it in
Hey Jude, begin
You're waiting for someone
To perform with
だから あるがままに受け入れて
なあジュード やってみよう
今君は頼ろうとしてる
一緒にやってくれる誰かに
And don't you know
that it's just you,
hey Jude, you'll do
The movement you need
is on your shoulderNah nah nah nah nah
nah nah nah nah yeah
分かるだろう 君なんだよ
なあジュード 君がやるんだよ
やるべきことは
君自身にかかってるんだ
Hey Jude, don't make it bad
Take a sad song and make it better
Remember to let her under your skin
Then you'll begin to make it better
Better better better better better, oh
なあジュード 悪く考えないで
悲しい歌も 良く感じてみて
彼女を心の中に受け入れて
そうすれば うまく行き始めるから
収録アルバム
ジャケット写真:THE BEATLES 1967 - 1970
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