アローン・アゲイン Alone Again 歌詞と和訳
イギリスのシンガーソングライター、ギルバート・オサリバンの代表曲
『Alone Again (Naturally)』(アローン・アゲイン・ナチュラリー)は、イギリス(アイルランド系)のシンガーソングライター、ギルバート・オサリバン(Gilbert O'Sullivan)が1972年にリリースしたヒット曲。
歌詞は、イギリスに伝わるバラッドのような物語形式をとっており、主人公を襲った人生の悲痛な出来事が切々とつづられている。あくまでも物語であり、作曲者であるギルバート・オサリバンの実体験・自叙伝ではない。
ジャケット写真:THE BEST OF GILBERT O'SULLIVAN
他の有名なバラッド形式の楽曲としては、『スカボロー・フェア』の原曲として知られる『エルフィン・ナイト』、アメリカのフォークソング『朝日のあたる家』、シューベルト『魔王』などがある。
これらバラッドの共通点として、救いのない悲しい結末、破滅、バッド・エンディングで物語が締めくくられる(ことが多い)という特徴がある。
【YouTube】Gilbert O'Sullivan - Alone Again (Naturally)
歌詞の意味・和訳(意訳)
『Alone Again (Naturally)』
作詞・作曲:ギルバート・オサリバン(Gilbert O'Sullivan)
In a little while from now
If I'm not feeling any less sour
I promised myself to treat myself
And visit a nearby tower
今からしばらく経っても
気分が少しも晴れないのなら
こうしてやろうって誓ったんだ
近くの塔へ行って
And climbing to the top
Will throw myself off
In an effort to make it clear to whoever
What it's like when you're shattered
てっぺんまで上って
身を投げてやろうって
はっきり分からせたいんだ
心を打ち砕かれたら
こんな感じになるってことを
Left standing in the lurch, at a church
Where people are saying
My God that's tough, she stood him up
No point in us remaining
僕は教会で立ち尽くし
見殺しにされた
人々は言っている
「ああ これはつらい
彼女に捨てられたんだ
私たちがここにいても仕方がない
We may as well go home
As I did on my own
Alone again, naturally
私たちは家に帰った方がいい」
まるで自分でそうしたかのように
僕はまた一人になった ごく自然に
To think that only yesterday
I was cheerful, bright and gay
Looking forward to, well
Who wouldn't do
The role I was about to play
昨日だけを考えれば
僕は元気で明るく陽気だった
楽しみにしてた
楽しみじゃない奴なんているのか
演じるであろう花婿という役割を
But as if to knock me down
Reality came around
And without so much as a mere touch
Cut me into little pieces
でも僕を打ちのめすように
現実が襲ってきて
少しも触れることすら無く
僕を八つ裂きにした
Leaving me to doubt
Talk about God and His mercyOh, if He really does exist
Why did He desert me
In my hour of need?I truly am indeed
Alone again, naturally
疑念の中に置き去りにされ
僕は神と慈悲について口にした
「ああ もし神がいるのなら
僕が神を必要としていたときに
なぜ神は僕を見捨てたのか?」
僕はまさに本当に
また一人になった ごく自然に
It seems to me that
There are more hearts
Broken in the world
That can't be mended
Left unattendedWhat do we do? What do we do?
Alone again naturally
この世界には
傷ついた心が
もっとあるみたいだ
治せないまま
手当もされない
僕らは何をしたらいい?
また一人になった ごく自然に
Now looking back over the years
And whatever else that appears
I remember I cried when my father died
Never wishing to hide the tears
今 何年も前を振り返り
あれこれ記憶がよみがえる
思い出すのは
父さんが死んだときに泣いたこと
涙を隠すことすらしなかった
And at sixty five years old
My mother, God rest her soul
Couldn't understand, why the only man
She had ever loved had been taken
そして65歳で母さんが天国へ旅立った
理解できなかった
なぜ母の最愛の人は奪われて
Leaving her to start with a heart
So badly broken
Despite encouragement from me
No words were ever spoken
心がひどく傷ついたまま
彼女は残されたのか
僕の励ましにもかかわらず
母さんは一言も話さなくなった
And when she passed away
I cried and cried all day
Alone again, naturally
Alone again, naturally
そして彼女は亡くなった
僕は一日中泣いて 泣き続けた
また一人になった ごく自然に
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