フィンランド国旗 色の意味は?
世界史・国際関係トピックス
過去に氷河が数多く存在したフィンランドでは、分厚い氷が土地を削り、後に氷が解けて水がたまったことで、ネシ湖やサイマー湖、パイエンネ湖(ハイヤンネ湖)など、現在の多数の湖が形成された。
ネシ湖(Näsijärvi)
数多く存在する湖はフィンランド国旗の配色にも表わされており、白地に青のスカンジナビア十字(スカンディナヴィア十字)の青は、この湖を象徴する色として使用されている(白は雪を表す)。
このスカンジナビア十字(Scandinavian Cross)の国旗デザインは、ノルディック・クロス(Nordic Cross)とも呼ばれ、フィンランドのほか、スウェーデン、ノルウェー、デンマークなどの国旗でも採用されている。
フィンランド政府公用旗
フィンランド国旗にはいくつかバリエーションがある。フィンランド政府公用旗は、スカンディナヴィア十字の交点の部分に、四角形のフィンランドの国章が配置されている。
フィンランド政府公用旗
フィンランドの国章では、赤地に戴冠した金色のライオンが描かれている。ライオンの周りには、9個の銀色のバラが散りばめられている。
フィンランド軍旗
フィンランド国防軍の軍旗・軍艦旗として使われるフィンランド国旗では、政府公用旗のデザインの旗尾に燕尾型の切れ込みが入っている
フィンランド軍旗
フィンランドの法律では、国旗を破壊したり、不敬な扱いをすることを禁止している。同時に、許可なく旗柱から国旗を取り除く行為も違法とされている。これらの規定を犯した者は、罰金刑を受ける可能性がある。
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