サルサとは? 南米の情熱あふれるクラーヴェ

有名なサルサの名曲・代表曲 解説とYouTube動画

サルサ(Salsa music)は、カリブのキューバやプエルトリコ発祥のダンス音楽に、ジャズ、ソウル、ロックなどの要素が融合したラテン音楽。

1970年頃までにニューヨークで確立され、その後、北米、中南米、ヨーロッパ、日本など世界中に広まった。中南米、北米では一般的なラテン移民の庶民のダンスとして溶け込んでいる。

カリブ海とビーチ

リズムの基本となるのは、南米音楽特有の「クラーヴェ」という単位。1クラーヴェ=8拍の音楽に6ステップを合わせて踊る。クラーヴェとはスペイン語で基本・鍵と言う意味で、楽器のクラーヴェは2本1セットで演奏する為「クラヴェス(クラベス)」と言う。

クラーヴェのリズムにベースやピアノが加わり、コンガ、ボンゴ、ティンバレスなどのパーカッションや、トランペットなどのホーンセクションが加わって構成されていく。 加わる楽器や演奏形態は、ソンやモントゥーノ、ルンバ、グアヒーラ、ボレロなどリズムによって変わる。

サルサの代表的なアーティストとしては、日本人によるサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」や、キューバの「ロス・ヴァン・ヴァン (Los Van Van) 」などが有名。

サルサ名曲・代表曲は?

サルサに国境はない
サルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」によるサルサ曲。1993年の第44回NHK紅白歌合戦で、オルケスタ・デ・ラ・ルスが初出場した際に演奏された。
サルサ・カリエンテ・デル・ハポン
オルケスタ・デ・ラ・ルスの楽曲。デビューアルバム『デ・ラ・ルス』の1曲目に収録された。

日本人によるサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」とは?

オルケスタ・デ・ラ・ルス(Orquesta De La Luz)は、日本人が結成したサルサの楽団。Orquesta De La Luzとは「光の楽団(オーケストラ)」という意味。

1984年に結成。1989年夏、ニューヨークのサルサ・フィスティバルで成功をおさめ、翌年BMGビクター(現BMG JAPAN)より『デ・ラ・ルス』でデビュー。ビルボード誌ラテン・チャートで11週間にわたって1位を獲得し、圧倒的な人気を得た。

1993年発表の4枚目のアルバム『ラ・アベントゥーラ』でグラミー賞にノミネートされ、その年のNHK紅白歌合戦に紅組で出演している

その後、メンバーがそれぞれソロ活動を行うようになり、1997年に解散するも、2002年に主宰したチャリティー・イベント「ワールド・ピース・ミュージック・フェスティバル」でバンドを再結成した。

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