『セブン・ステップス』（Seven Steps）は、１から７まで数える子供向けの英語の歌。作曲者や作曲時期・経緯等の詳細は不明。

曲名は「七歩」の意味で、歩くを意味する「ステップ」が曲名に含まれていることから、おそらく元々は小さな子供向けの「ダンス（お遊戯）の曲」だったのではないかと推測されるが、現在のYouTubeで見られる動画では「数え歌」として扱われている。

「数え歌」として歌われてはいるが、７までしか数えないので、数え歌としては物足りない感じがあるのは否めない。

せっかく７まで歌ったのなら、「８・９・１０」まで歌い切って欲しい気もする。『ドレミの歌』が「ラ」で終わってしまうようなものだ。

このような中途半端な感じも、元々がダンスの曲だったとしたら納得できる。子供向けのシンプルな８拍子の曲なら、「７」という数字は休符を１つ挟むと数えやすく、ダンスのリズム的にも相性がいい。

【YouTube】Seven Steps

歌詞の意味・和訳

One two three four five six seven
One two three four five six seven

１，２，３，４，５，６，７
１，２，３，４，５，６，７

＜カタカナ＞

ワン ツー スリー フォー ファイブ　シックス　セブン
ワン ツー スリー フォー ファイブ　シックス　セブン

One two three, one two three
One two three four five six seven

１，２，３　１，２，３
１，２，３，４，５，６，７

＜カタカナ＞

ワン ツー スリー　ワン ツー スリー
ワン ツー スリー フォー ファイブ　シックス　セブン

One two three, one two three
One two three four five six seven

１，２，３　１，２，３
１，２，３，４，５，６，７

＜カタカナ＞

ワン ツー スリー　ワン ツー スリー
ワン ツー スリー フォー ファイブ　シックス　セブン

メロディについて

『セブン・ステップス』のメロディについては、上述のとおり作曲者等の詳細は明らかになっていない。

雰囲気が似ている曲をあえて挙げるとすれば、アメリカの童謡『やまごやいっけん（Little Cabin in the Wood）』が思い浮かぶ。

【YouTube】Little Cabin in the Wood

この曲は、日本の保育園・幼稚園でも様々な替え歌が作られており、メロディの知名度は高い。

中でも『おおきくなったらなんになる？』や、『パン工場がありました（アンパンマンの手遊び歌）』、『コンコンきつね（こっちからキツネがやってきて）』などが有名。

これ以外にも、有名なクリスマスキャロル『天には栄え（Hark! the Herald Angels Sing）』にも部分的に雰囲気が似ているように感じられる。

セブン・ジャンプスとの関係は？

『セブン・ステップス』という曲名を聞くと、筆者は『セブン・ジャンプス（Seven Jumps）』というヨーロッパのフォークダンスを思い出す。

デンマーク由来のフォークダンスで、ドイツ語圏では「Siebensprung」（ズィーベンシュプルング）と題される。

【YouTube】Seven Jumps

曲名のとおり、手をつないで輪になって内側を向き、７歩スキップで回る動作がメインとなる。ちゃんとスキップできないと７歩にならない。

現在では、『セブン・ジャンプス（Seven Jumps）』は子供向けのダンスの曲になっている。難しいスキップは省略され、円になって単純に歩くだけの緩いダンスになっており、「セブン（Seven）」という曲名はほぼ意味を失っている。

【YouTube】Seven Jumps by children

『セブン・ステップス』と『セブン・ジャンプス（Seven Jumps）』との関係は定かではないが、おそらくは後者を子供向けに簡略化した『セブン・ステップス』という簡単なダンスがあったのではないかと筆者は推測している。

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