ドラえもん音頭 歌詞の違いは? 新ドラ・旧ドラ
旧ドラえもん版(大山のぶよ)と新ドラえもん版(水田わさび)の歌詞
『ドラえもん音頭』は、大山のぶよが歌う旧ドラえもん版と、水田わさびが歌う新ドラえもん版で、それぞれ異なる楽曲となっているが、これら2曲にはどのような違いが見られるだろうか?
このページでは、両曲のYouTube動画と歌詞を引用しながら、その内容を簡単に比べてみたい。まずは、大山のぶよによる旧ドラえもん版から見ていこう。
ジャケット写真:ドラえもん うたのコレクション
上ジャケットのアルバムでは、旧ドラえもん版と新ドラえもん版の両方の『ドラえもん音頭』が収録されている。
旧ドラえもん版(大山のぶよ)
まずは、大山のぶよが歌う旧ドラえもん版『ドラえもん音頭』の歌詞を見てみよう。
【YouTube】 ドラえもん音頭 大山のぶ代
作詞:藤子・F・不二雄による『ドラえもん音頭』の歌詞を次のとおり引用する。
1.
ハアー
ドラリドラリの ドラえもんおんど
みんなみんなで おどろうよ
あたまもおなかも まろやかに
はずむたんそく かろやかに(ハ!)
ヨッタヨッタ ヨッタセ
ヨッタヨッタ ヨッタセうたいおどれば うかれうかれて
(オヤ)くものうえ
ヒョッコラヒョッコラ ヒョッコラショ
ヒョッコラヒョッコラ ヒョッコラショ2.
ハアー
ドラリドラリの ドラえもんおんど
どなたもこなたも おどろうよ
ゆれるあたまも まろやかに
なびくおひげもかろやかに(ハ!)
ヨッタヨッタ ヨッタセ
ヨッタヨッタ ヨッタセうたいおどれば うかれうかれて
(オヤ)ほしのうみ
ヒョッコラヒョッコラ ヒョッコラショ
ヒョッコラヒョッコラ ヒョッコラショ3.
ハアー
ドラリドラリの ドラえもんおんど
オール・トゥギャザー フィーバーさ
しろいおなかも まろやかに
ふりふりしっぽも かろやかに(ハ!)
ヨッタヨッタ ヨッタセ
ヨッタヨッタ ヨッタセうたいおどれば うかれうかれて
(オヤ)ゆめのなか
ヒョッコラヒョッコラ ヒョッコラショ
ヒョッコラヒョッコラ ヒョッコラショ
旧ドラえもん版『ドラえもん音頭』は、1979年から2005年3月まで放送されたテレビアニメ版ドラえもんで流れた第1期版。作詞:藤子・F・不二雄、作曲:菊池俊輔。
『東京音頭』や『北海盆歌(ほっかいぼんうた)』のように、「ハァー」から始まる伝統的な日本の民謡風の曲調で、子供だけでなく大人にも親しまれるような楽曲づくりの方向性が感じられる。
歌詞では、「あたま」「おなか」「たんそく」「おひげ」「しっぽ」といったドラえもんのキャラクター的な特徴が織り込まれ、「ヨッタヨッタ ヨッタセ」と短い脚でヨタヨタと歩くドラえもんの愛らしい姿が思い浮かぶ。
最後の歌詞の「オール・トゥギャザー フィーバー」については、当時流行していた映画『サタデー・ナイト・フィーバー』やアース・ウィンド・アンド・ファイアーなどのディスコ音楽から大きな影響を受けていると推測される。
関連CD
ジャケット写真:「ドラえもん」主題歌 夢をかなえてドラえもん
新ドラえもん版(水田わさび)
次に、水田わさびが歌う新ドラえもん版『踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭』の歌詞を見てみよう。
【YouTube】踊れどれドラ ドラえもん音頭 水田わさび
作詞:マイクスギヤマによる『踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭』の歌詞を次のとおり引用する。
1.
ゆめがいっぱい このからだ
ただの おなかじゃありません
はねるたんそく ほがらかに
これでもみらいの ロボットだい(ヨイショ)みぎにオットット ひだりにオットット
まえだ うしろだ ジャンプだ パンドリラン パリラン ドンニャ コンニャ パッパ
ドリラン パリラン ドンニャ コンニャ パッパ
おどれ どれ ドラ ドラえもんおんど(パパンガ パン)2.
ボクにまかせてドンとこい(でも)
たまにゃしっぱい みのがして
まるいあたまを フルかいてん
かなえてあげるよ きみのゆめ(ヨイショ)みぎにオットット ひだりにオットット
まえだ うしろだ ジャンプだ パンドリラン パリラン ドンニャ コンニャ パッパ
ドリラン パリラン ドンニャ コンニャ パッパ
おどれ どれ ドラ ドラえもんおんど(パパンガ パン)3.
たたけいっぱい このたいこ
ねじりはちまき しめながら
やせるおもいで やったけど
ぜんぜん スリムになりません(ヨイショ)みぎにオットット ひだりにオットット
まえだ うしろだ ジャンプだ パンドリラン パリラン ドンニャ コンニャ パッパ
ドリラン パリラン ドンニャ コンニャ パッパ
おどれ どれ ドラ ドラえもんおんど(パパンガ パン)4.
のび太くんが うかれてる
しずかちゃんも スネ夫も ジャイアンも
おどるかどには福きたる
ほらほら みんなでごいっしょに(ヨイショ)みぎにオットット ひだりにオットット
まえだ うしろだ ジャンプだ パンドリラン パリラン ドンニャ コンニャ パッパ
ドリラン パリラン ドンニャ コンニャ パッパ
おどれ どれ ドラ ドラえもんおんど(パパンガ パン)
新ドラえもん『踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭』は、2005年4月以降の第2期で放送された「ドラえもん音頭」。作詞:マイクスギヤマ、作曲:沢田完。
マイクスギヤマはアニメソングを中心に手掛ける作詞家で、「進撃の巨人」エンディングテーマ『美しき残酷な世界』、「マクロスF」挿入歌『射手座☆午後九時Don't be late』などの歌詞を担当している。
作曲者の沢田 完(さわだ かん/1968 - )は、『ドラえもん音頭』を含む新ドラえもんのサントラ音楽のほか、アニメ「ケロロ軍曹」主題歌・オープニング『ケロッ!とマーチ』、『ケロロ小隊公認! 熱烈歓迎的えかきうた!!』なども手掛けている。
『踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭』の歌詞では、旧ドラえもん版『ドラえもん音頭』と同様に、「あたま」「おなか」「たんそく」といったドラえもんのキャラクター的な特徴が盛り込まれている。
ちなみに、「みぎにオットット ひだりにオットット」の部分は、1970年代に人気を博した『デンセンマンの電線音頭』のオマージュではないかと思われる。
【YouTube】デンセンマンの電線音頭
関連ページ
- 夏祭りの歌・盆踊りの曲
- 「東京音頭」、「花笠音頭」、「村祭り」など、日本の夏祭り・盆踊りに関連する有名な音頭・楽曲まとめ