ヴォカリーズ(ラフマニノフ)Vocalise
ラフマニノフ (Sergei Rachmaninoff/1873-1943)
ヴォカリーズ・リラクゼーション |
『ヴォカリーズ(Vocalise)』は、ラフマニノフ作曲によるソプラノまたはテノールのための「14の歌曲集(Fourteen Songs, Opus 34)」作品34の終曲。
ロシアのソプラノ歌手アントニーナ・ネジダーノヴァ(Antonina Nezhdanova/1873-1950)に献呈された。
【YouTube】ヴォカリーズ Vocalise Op. 34 no. 14
ヴォカリーズってどんな歌い方?
ヴォカリーズとは、歌詞を伴わない発声練習や歌唱法で、フランス語の「vocaliser(声にする、声だけで歌う)」の命令形「vocalise」に由来している。
ラヴェルやコープランドもヴォカリーズを残しているが、やはりラフマニノフの作品が最も有名だろう。ラフマニノフの『ヴォカリーズ』は、作曲者の生前から非常に人気が高く、さまざまな形に編曲されてきた。
ピアノソロ版、ヴァイオリン独奏版、作曲者自身による管弦楽版、フルート独奏と管弦楽伴奏版、チェロやヴァイオリンなどの独奏楽器とピアノ伴奏によるデュエット版など、様々な表情の『ヴォカリーズ』を楽しむことができる。
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