アニトラの踊り
グリーグ 組曲『ペール・ギュント』より
エドヴァルド・グリーグ(Edvard Hagerup Grieg/1843-1907)
『アニトラの踊り』は、ノルウェーの作曲家グリーグによる1875年の組曲『ペール・ギュント』の一曲。
元々は、1876年に初演されたノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンの戯曲『ペール・ギュント (Peer Gynt)』の劇音楽だった。後に全27曲の劇音楽の中から8曲が選び出され、4曲ずつそれぞれ第1組曲、第2組曲と改作された。
アニトラって誰のこと?
「アニトラ」とは、主人公ペール・ギュントの財産を狙って妖艶なダンスで誘惑しようとする中東のある部族の娘。ペール・ギュントはまんまと騙されて、砂漠で身ぐるみ剥がされてしまう。
【YouTube】アニトラの踊り Arabic Dance
北欧のショパン グリーグとは?
グリーグは、ノルウェーの民族音楽から深い影響を受けた国民楽派の作曲家。ピアノのために数多くの小品を残しており、「北欧のショパン」と呼ばれることがある。
日本では、数あるグリーグ作品の中でも、この組曲『ペール・ギュント』とイ短調のピアノ協奏曲(特に第一楽章)が有名。
第1組曲
Suite No. 1, Op. 46
- 朝(Morgenstemning/Morning Mood)
- オーゼの死(Åses død/The Death of Ase)
- アニトラの踊り(Anitras Dans/Anitra's Dance)
- 山の魔王の宮殿にて
第2組曲
Suite No. 2, Op. 55
- イングリッドの嘆き(Bruderovet. Ingrids klage)
- アラビアの踊り(Arabisk Dans/Arabic Dance)
- ペール・ギュントの帰郷(Peer Gynts hjemfart)
- ソルヴェーグの歌(ソルヴェーグの歌)(Solveigs Sang)
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