アニュス・デイ Agnus Dei
フォーレ『レクイエム』より第5曲

ガブリエル・フォーレ(Gabriel Urbain Fauré/1845-1924)

『アニュス・デイ Agnus Dei』は、フォーレ作曲『レクイエム(Requiem)』第5番目の楽曲。

レクイエムの傑作として名高いフォーレ『レクイエム』は、フォーレの全作品中で最も演奏機会が多く、しばしば、モーツァルトヴェルディの作品とともに「三大レクイエム」の一つに数えられる。

写真:フォーレがオルガニストを務めたマドレーヌ教会(パリ)のペディメント。最後の審判が表現されている。

【YouTube】アニュス・デイ Agnus Dei

歌詞の意味・日本語訳

Agnus Dei, qui tollis peccata mundi:
dona eis requiem.

この世の罪を取り除く神の小羊よ
彼らに安息をお与えください

Agnus Dei, qui tollis peccata mundi:
dona eis requiem.

この世の罪を取り除く神の小羊よ
彼らに安息をお与えください

Agnus Dei, qui tollis peccata mundi:
dona eis requiem sempiternam.

この世の罪を取り除く神の小羊よ
彼らに永久の安息をお与えください

アニュス・デイ(Agnus Dei)ってどんな意味?

タイトルの「アニュス・デイ(Agnus Dei)」とは、ラテン語で「神の小羊(子羊)」の意。「平和の賛歌」、「神羊誦」とも呼ばれる。

ミサでは、聖体変化したパンを切り分ける際に歌われる。神の小羊であるキリストに世の平安を祈る聖歌。ただし、レクイエムでは、「平和」→「永遠の安息」のように歌詞の一部が変更される。

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