前奏曲(プレリュード)第7番 イ長調
ショパン/The Preludes Op. 28 No.7 in A-major
『前奏曲(プレリュード) 第7番 イ長調』は、フレデリック・ショパンによるピアノ作品『24の前奏曲 作品28』の第7曲。
アンダンティーノ、4分の3拍子。歌謡風の主題が印象的で、単独でもよく知られた小品。第15曲『前奏曲 雨だれ』も有名。
『24の前奏曲 作品28』は、24曲の前奏曲から成る曲集と独立曲2曲の計26曲。ここでいう前奏曲(プレリュード)とは、何かの前奏ではなく前奏曲風の作品を意味する。
1839年1月にマジョルカ島で完成した。出版は1839年の9月。フランス版はカミーユ・プレイエルに、ドイツ版はヨゼフ・クリストフ・ケスラーに献呈された。
写真:ポーランド西部の都市ヴロツワフの中央広場
【YouTube】前奏曲(プレリュード) 第7番
ハ長調、イ短調、ト長調 ・・・ 24曲がすべて異なる調性
24曲がすべて異なる調性で書かれているが、これはJ.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集に敬意を表したものといわれる。
曲の配列はバッハとは異なっており、ハ長調-イ短調-ト長調-ホ短調-・・・と平行短調を間に挟みながら5度ずつ上がっていく。ラフマニノフ、スクリャービン、ショスタコーヴィチも後に同様な前奏曲集を作曲している。
アシュケナージの演奏によるショパン:前奏曲集(全集)。試聴あり。 |
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