節分お化け 起源・由来・意味

日本妖怪版ハロウィン? お化けの衣装でコスプレ行列にコンテスト

「節分お化け(おばけ)」は、節分の時期に、江戸時代末期に京都を中心として行われていた日本の古い年中行事

男性が女装をしたり、少女が大人の髪形にしたりと、普段とは異なる格好に扮装し、その姿のままで寺社へお参りにいったという。

普段とは異なる格好をする理由としては、節分の夜に跋扈するとされる鬼をやり過ごすため、という意味合いがあったそうだ。

この「節分お化け」がいつ頃からどこで誰がはじめたのか等の詳細については明らかになっていない。

昭和に入ると行事としては廃れてしまったが、平成になって、全国各地で町おこしの一環として「節分お化け祭り」イベントが開催されるケースがある。特に東京や京都の花街で開催されることが多い。

現代の「節分お化け」イベントは、日本の妖怪や魑魅魍魎の仮装コンテストや仮装行列となっており、ハロウィンにおけるコスプレイベントの「日本妖怪版」のような盛り上がりを見せている。まさに現代の百鬼夜行だ。

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