ウラルのぐみの木

ロシア歌謡曲/原曲ではナナカマドの木(女性の象徴)

『ウラルのぐみの木』(Уральская рябинушка/Uralskaya Ryabinuschka)は、1953年頃(スターリンの死後)に発表されたロシアの歌謡曲。

作詞は、ウラル地方の詩人M.ピリペンコ(Mikhail Pilipenko)、作曲は音楽家のE.ロディギン(Evgenij Rodygin)。

曲名の「рябинушка」(リャビヌーシカ)とは、バラ科の落葉高木「ナナカマド」のこと。ロシア語では「рябина リャビーナ」。ロシア民謡『小さなグミの木』と同様、女性の比喩・象徴として用いられている。

日本語版の歌詞ではバラ科の「ナナカマド」(上写真)がグミ科の低木「ぐみ」に差し替えられているが、これは日本語としての収まりの良さ・語呂の良さを考慮したものだろう。

歌詞の一部(日本語版/訳詞:関鑑子)

川面静かに歌流れ 夕べの道を一人行けば
遠く走る汽車の窓光る 若者の待つぐみは揺れる
おい 巻き毛のぐみよ 白い花よ
おい ぐみよ何故にうなだれる

【YouTube】ウラルのぐみの木 Uralskaya Ryabinushka

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