にゅうめん そうめん ひやそうめん
かきがらちょうの ぶたやの おつねさん ちんぴ ちんぴ
『にゅうめん そうめん ひやそうめん(冷やそうめん)』は、小さなお子さんとママが向かい合って触れあいながら歌う手遊び歌・あやしうた。
歌い出しは「にゅうめん そうめん」でも「そうめん にゅうめん」でも、どちらでも全く問題がない。そうめんを先に歌いたいのであれば「そうめん にゅうめん」で始めればよい。
このページでは、わらべうた『あぶくたった にえたった』の「たった」の繰り返しのように、「そうめん」という音を連続させた方がリズム感が出るので、「にゅうめん」を先にする歌詞を例示している。
具体的な遊び方については、細かくテキストで説明するよりも、YouTubeで公開されている動画をいくつか見ていただくのが一番分かりやすいだろう。歌詞とその意味や内容については後述する。
【YouTube】 そうめん・にゅうめん・ひやそうめん
【YouTube】 そうめん にゅうめん ひやそうめん
歌詞の一例
にゅうめん そうめん 冷やそうめん
蛎殻町(かきがらちょう)の
ぶたやの おつねさん
ちんぴ(陳皮) ちんぴ ちんぴ ちんぴ
だいこんおろし だいこんおろし だいこんおろし
みせですか? おくですか?
遊び方の補足
歌詞の最後でママが子供に「みせですか?おくですか?」と問いかけ、子どもが「みせ」と答えたら手のひらをくすぐり、「おく」と答えたら脇の下をくすぐる。
蛎殻町(かきがらちょう)とは?
蛎殻町(かきがらちょう)とは、現在の東京都中央区日本橋蛎殻町のこと。隣は日本橋人形町。
江戸時代から存在する地名で、かつては漁師の小網の干し場であり、牡蠣の殻の堆積した海浜であったとも言われている。
写真:蛎殻町二丁目にある中央区立有馬小学校(出典:Wikipedia)
蛎殻町は、中央区立有馬小学校、日本橋小学校、日本橋中学校などの学区となっている。「ごはんですよ!」で有名な桃屋(ももや)本社も蛎殻町に存在する。
歌詞の言葉遊びについて
ところで、なぜ蛎殻町(かきがらちょう)が歌詞に登場するのだろうか?
この歌詞は、手遊びで腕をツメでひっかくマネをする際に歌われるものであり、「ひっかく」→「ひっかき」→「かき」で、江戸っ子の大好きな言葉遊びとなっていることが分かる。
同様に、「ぶたや」は手でぶつ動作を表現する際の「ぶつ」が「ぶた」に、「おつねさん」は手でつねる動作の「つねる」→「つね」→「おつね」といった言葉遊びになっている。
陳皮(ちんぴ)とは?
陳皮(ちんぴ)とは、漢方薬の原料のひとつで、日本では熟したウンシュウミカンの果皮を乾燥させたもの。中国ではマンダリンオレンジが用いられる。七味唐辛子の材料にも使われる。
写真:陳皮(出典:Wikipedia)
美味しいそうめん
写真:手延べ素麺揖保乃糸 上級 1kg
「揖保乃糸」(いぼのいと)は、良質の小麦粉・揖保川を中心とした播磨地方の清流・赤穂の塩を原料とし、伝統の製法で幾度も熟成を重ねながら、熟練した職人が丹精込めて作り上げた逸品です。
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