かくれんぼ 日本の童謡・世界の遊び

かくれんぼ

日本の童謡・わらべうた・遊び歌

「かくれんぼ するもの よっといで♪」の歌い出しで親しまれる日本の童謡『かくれんぼ』。

作詞:林 柳波(はやし りゅうは/1892-1974)、作曲:下総 皖一(しもふさ かんいち/1898-1962)。

歌詞は非常にシンプルで、じゃんけんでオニを決めた後、「もういいかい まあだだよ」「もういいかい もういいよ」と、実際に子供たちが「かくれんぼ」で遊び始めるときの掛け声がそのまま描写されている。

挿絵:講談社「童謡画集(3)」(1958年)より

歌詞

かくれんぼするもの よっといで
じゃんけんぽんよ あいこでしょ

もういいかい まあだだよ
もういいかい まあだだよ

もういいかい もういいよ

かくれんぼと神隠し

童謡『かくれんぼ』で描写される子供の遊び「かくれんぼ」については、暗くなりかけの夕方以降にやると神隠しにあうという怖い言い伝えがあるという。

暗くなったら遊びをやめて早く家に帰ってきて欲しいという大人たちの思惑もあっただろうが、確かに夕闇の独特の雰囲気は、何か別世界の扉が開かれるような異様な不気味さが感じられる。

更に、かくれんぼで隠れるような所は、普段人が通らないような不気味な場所や危険な場所であることも多く、現代のように街の開発が進んでいない時代には、川や池、がけや岩、ヤブ蛇やハチ・野犬など、子供の命が脅かされるような危険な場所が遊び場となる可能性も高かったことだろう。

昼間ならある程度注意して避けられる場所でも、かくれんぼに夢中な状態の夕暮れ時では気づくのが遅れ、場合によっては命取りとなることもあったかもしれない。中には実際に「神隠し」として処理された事故があってもおかしくはない。

そんな危険な夕方に、大事な子供をいつまでも遊ばせておくわけにはいかない。大切な子供を守るための戒めとして、かくれんぼと神隠しという言い伝えが広められたのだろう。

英語のかくれんぼ

日本の「かくれんぼ」に似た遊びは海外にも存在する。中でも、英語圏のかくれんぼ「ハイド・アンド・シーク Hide-and-seek」がメジャーと思われる。

ハイド・アンド・シークも遊び方は日本の「かくれんぼ」とほぼ同じ。ひとつ大きな違いは、日本では「もういいかい まあだだよ」「もういいかい もういいよ」と隠れたことを確認するが、英語圏では例えば20秒数え終わったら、「Ready or not, here I come ! 」などと準備の有無を言わさずに鬼が動き出すという点。

ちなみにフランスのかくれんぼは「cache-cache(カシュ・カシュ/キャッシュ・キャッシュ)」、ドイツ語は「Versteckspiel(フェアシュテックシュピール) 」、スペイン語では「escondite(エスコンディテ)」。

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