すうじのうた 数字の歌

日本の童謡/数字の6は なーに? タヌキのお腹 ポンポコポン♪

「すうじの1は なーに?」が歌い出しの『すうじのうた(数字の歌)』は、1950年代後半にキングレコードより発売された幼児向けの童謡。作詞:夢虹二、作曲:小谷肇。

歌詞では、1から10までの数字について、数字の見た目・形状を煙突やガチョウなどに例えられており、初めて数字を覚える幼児にも親しみやすい教育教材としての性格を合わせ持った機能的な童謡となっている。

各数字を例えるのに使える拍数はたった五拍。この短いフレーズの中に、シンプルで親しみやすく誰もが共感できる、うまい例えの歌詞を入れ込まなければならない。これは簡単なようでなかなか難しい。

作詞の夢虹二は4と7の表現に苦労したらしく、何かいいアイディアはないかと家族に相談したという(参照:読売新聞文化部「唱歌・童謡ものがたり」)。

三拍分の余白で楽しむ自由な擬音

なお、『すうじのうた(数字の歌)』の1から10までの各番の最後には、三拍分の余白があえて挿入されている。

この余白には、「ガーガー」や「ポンポコポン」、「もくもく」などの鳴き声や擬音が、歌い手の自由な発想で付け加えられて歌われることが多い。この自由な擬音の面白さが人気を集めた大きな理由の一つと思われる。

実際の『すうじのうた(数字の歌)』の歌詞で用いられた例えは次のとおり。

  • 1: 工場(こうば)の煙突
  • 2: お池のガチョウ
  • 3: 赤ちゃんのお耳
  • 4: 案山子(かかし)の弓矢
  • 5: お家の鍵
  • 6: タヌキのお腹
  • 7: こわれたラッパ
  • 8: 棚のダルマ
  • 9: おたまじゃくし
  • 10: 煙突とお月様

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【試聴】すうじのうた