てるてる坊主

日本の童謡・唱歌/あした天気にしておくれ♪

『てるてる坊主』は、作詞:浅原鏡村、作曲:中山晋平による日本の童謡・唱歌。1921年(大正10年)に発表された。

「てるてる坊主アート展」長野県北安曇郡池田町

【YouTube】てるてる坊主 平井英子

【YouTube】てるてる坊主/中村美沙子

ルーツは中国文化

明日の天気が良くなりますように、雨が降りませんように、と願いを込めて軒先に吊るす「てるてる坊主」の文化は、元々は中国から入ってきた風習で、中国では「雲掃人形」、「掃晴娘」などと呼ばれていた。

日本では、江戸中期頃から既に存在していたようで、江戸後期の随筆「嬉遊笑覧」によれば、晴天になった後は、瞳を書き入れて神酒を供え、川に流すと記されている。

作詞者の出身地でアート展示も

童謡・唱歌『てるてる坊主』の作詞者である浅原鏡村、本名:浅原 六朗(あさはら ろくろう/1895-1977)は、長野県出身の小説家。作曲家の中山晋平も長野県出身(中野市)。

浅原氏の出身地である長野県北安曇郡池田町(いけだまち)では、「てるてる坊主」を町のシンボルキャラクターとして、童謡やアート関連のイベントを意欲的に開催している。

「あづみ野池田クラフトパーク」で開催されている「てるてる坊主アート展」では、全国から数多くのカラフルでかわいい創作「てるてる坊主」が集まり、自然豊かな公園の広々とした敷地で整然と展示されている。

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