ないしょ話

ないしょの話は あのねのね にこにこにっこり ね 母ちゃん

『ないしょ話』(ないしょばなし)は、昭和14年(1939年)に作曲された日本の童謡。作詞は、当時19歳の若き童謡詩人・結城よしを。作曲は、当時『かわいい魚屋さん』の大ヒットで名を上げた山口保治。

挿絵:講談社「童謡画集(2)」より

「ないしょ ないしょ ないしょの話は あのねのね♪」と冒頭の歌詞で3回繰り返されるフレーズが、曲にリズムと表情を与えるとともに、これから話す内容が「ないしょ」の話であることを強烈に印象付けている。

作曲当時まだ10代だった若き詩人・結城よしをには五人の弟や妹がいた。決して豊かな状況ではなかったこともあり、また長男として、母親を独り占めすることもできず、素直に心から甘えることはできなかったという。

本当は母親ともっといろんな話をしたい、お母さんをもっと独り占めしたい、母ちゃんに心から甘えたい。長男として今まで心の中で抑え込んでいた思いが、この童謡『ないしょ話』の歌詞に込められているのではないだろうか。

なお、結城よしをは童謡『ないしょ話』の作曲から5年後の昭和19年(1944年)9月、「ボクの童謡集を出版してください」との遺言を残し、小倉陸軍病院で24歳の若さで亡くなっている。

【試聴】 コロムビアレコード『ないしょ話』

ないしょ ないしょ
ないしょの話は あのねのね
にこにこにっこり ね 母ちゃん
お耳へこっそり あのねのね
坊やのおねがい きいてよね

ないしょ ないしょ
ないしょのおねがい あのねのね
あしたの日曜 ね 母ちゃん
ほんとにいいでしょ あのねのね
坊やのおねがい きいてよね

ないしょ ないしょ
ないしょの話は あのねのね
お耳へこっそり ね 母ちゃん
知っているのは あのねのね
坊やと母ちゃん 二人だけ

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