Early One Morning ある朝早く

イングランド民謡/私を裏切らないで 私をおいて行かないで

『ある朝早く(走れ並木を)』は、古いイングランド民謡。18世紀頃にブロードサイドバラッドとして広まっていた『The Lamenting Maid(嘆き悲しむ乙女)』が原曲とされている。

アメリカやイギリスの小学校ではリコーダーの教材として用いられるほどのポピュラーなメロディーという。BBC(イギリス放送協会)で朝5:30から流れるラジオ放送のテーマソングとしても長年使用されていた。、

NHK「みんなのうた」でも放送

日本では、1961年(昭和36年)の10-11月期にNHK「みんなのうた」で『走れ並木を』のタイトルで放送されていた。

『走れ並木を』の歌詞の内容は、ポプラの並木道を馬車(自動車?)が軽やかに駆け抜けていくというもの。最後のフレーズは、「ドミソドシラソファミレドシド」という音階そのものを歌うという個性的な歌詞となっている。

なお、日本の歌集の中には『朝の山道』のタイトルでこのイングランド民謡「Early One Morning」が掲載されている場合があるようだ。

【YouTube】Early One Morning - Nana Mouskouri

歌詞の意味・日本語訳(意訳)

Early one morning,
just as the sun was rising,
I heard a maid singing
in the valley below;
" O don't deceive me,
O do not leave me!
How could you use a poor maiden so?"

ある朝早く 太陽が昇る頃
谷のふもとで 一人の少女が歌っていた
「おお、私を裏切らないで」
「おお、私を置いて行かないで」
「どうしてそんな酷い仕打ちをなされるのか」

"O gay is the garland,
fresh are the roses
I've culled from the garden
to bind on thy brow.
O don't deceive me,
O do not leave me!
How could you use a poor maiden so?"

華やかな花冠 新鮮なバラ
私は庭から摘まれ 汝の額に捧げられる
「おお、私を裏切らないで」
「おお、私を置いて行かないで」
「どうしてそんな酷い仕打ちをなされるのか」

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