ギャロップ 組曲「道化師」第2曲
ドミトリー・カバレフスキー(Dmitry Kabalevsky/1904–1987)
『ギャロップ』は、ソビエト連邦(ロシア)を代表する作曲家カバレフスキーによる1939年の組曲「道化師」 第2曲。
日本の運動会では、「天国と地獄」と並んでよく用いられる楽曲のひとつ。「道化師のギャロップ」とも呼ばれる。
ソ連政府公認の作曲家だったカバレフスキーは、モスクワ音楽院でニコライ・ミャスコフスキーに師事し、1932年からは教授に就任して活躍の場を広げていた。
ちなみに「ギャロップ」とは馬術における全速力の指示を表し、日本語では襲歩(しゅうほ)とも呼ばれる。また、ここから派生してテンポ関係の音楽用語としても用いられている。
写真:カバレフスキーが生まれたサンクトペテルブルクのピョートル大帝像