思い出のサンフランシスコ 歌詞と和訳
I Left My Heart in San Francisco

トニーベネットの代名詞的大ヒット曲 フランク・シナトラも絶賛

『思い出のサンフランシスコ』(I Left My Heart in San Francisco/アイ・レフト・マイ・ハート・イン・サンフランシスコ)は、トニーベネットの代名詞的大ヒット曲。1954年発表。

邦題は、「想い出のサンフランシスコ」、「霧のサンフランシスコ」とも表記される。

トニー・ベネット(Tony Bennett/1926-)は、ニューヨーク州クイーンズ生まれ(イタリア系)のポピュラー歌手・ジャズ歌手・俳優。

フランク・シナトラに「金を払ってでも聴きたいのは彼の歌だけだ」と言わしめたほどの豊かな表現力・声量を持つ実力派シンガー。

【YouTube】Tony Bennett - I left my heart in San Francisco

歌詞の意味・和訳(意訳)

『I Left My Heart in San Francisco』

作曲: ジョージ・コウリー(George Cory)

作詞:ダグラス・クロス(Douglass Cross)

The loveliness of Paris
Seems somehow sadly grey
The glory that was Rome is of another day

素敵なパリも
どこか悲しげな灰色に見える
ローマの栄光も遠い昔の話

I've been terribly alone
And forgotten in Manhattan
I'm going home to my city by the Bay

マンハッタンでは
ひどく孤独で居場所がなかった
帰ろう 入り江の我が街へ

I left my heart in San Francisco
High on a hill, it calls to me

僕の心はサンフランシスコに残したまま
丘高く 僕を呼んでいる

To be where little cable cars
Climb halfway to the stars
The morning fog may chill the air
I don't care

そこでは小さなケーブルカーが
星空へ向かって昇っていく
朝霧で空気が冷えても
気にしないさ

My love waits there in San Francisco
Above the blue and windy sea

愛する人が待つサンフランシスコ
青く風吹く海の上

When I come home to you, San Francisco
Your golden sun will shine for me

サンフランシスコに帰れば
黄金の太陽が僕に輝く

When I come home to you, San Francisco
Your golden sun will shine for me

サンフランシスコに帰れば
黄金の太陽が僕に輝く

ツインピークス

ツインピークス(Twin Peaks)は、サンフランシスコ市にある景勝地で、高さは北側が約276m、南側が約277m。「ツイン」とは双子、「ピークス」とは山頂、峰のこと。

歌詞にある「hill(丘)」とは、このツインピークスを意識した描写と思われる。

ツインピークス(Twin Peaks)

写真:ツインピークス(Twin Peaks)出典:Wikipedia

ケーブルカー

歌詞にもあるように、サンフランシスコはケーブルカーで有名。下の写真には、ケーブルカーの他、フィッシャーマンズ・ワーフ(漁師の波止場)や、かつては刑務所だったアルカトラズ島も写っている。

サンフランシスコのケーブルカー

写真:サンフランシスコのケーブルカー(出典:Wikipedia)

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