クラリネット協奏曲 (モーツァルト)

ウィーンで考案されたバセット・クラリネットのための作品

『クラリネット協奏曲イ長調』K.622は、モーツァルトが最晩年の1791年に作曲したクラリネットと管弦楽のための協奏曲。

ウィーン宮廷楽団で初のクラリネット奏者となったアントン・シュタードラーは、通常のクラリネットよりも低音が出る特殊な「バセット・クラリネット」を考案(バセット・ホルンとは別物)。

「バセット・クラリネット」のためにアントン・シュタードラーがモーツァルトに作曲を依頼したのが、この『クラリネット協奏曲イ長調』K.622である。

第1楽章 アレグロ イ長調、第2楽章 アダージョ ニ長調、第3楽章 ロンド(アレグロ) イ長調の3つの楽章からなり、第1楽章はモーツァルトによる過去の草稿『バセットホルンのための協奏曲』が転用されている。

なお、普通のクラリネットでは出せない低音が使われているため、今日一般的な『クラリネット協奏曲イ長調』の楽譜では、低音を1オクターヴ上げて演奏可能な作品に改編されている。

写真:Nadja Drakslar playing Clarinet Concerto on YouTube

【試聴】クラリネット奏者:豊永美恵

【試聴】クラリネット奏者:Nadja Drakslar

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